高校生による防災ラジオ制作
徳島県
鴨島児童館
 
徳島県立川島高校生による防災をテーマにした、防災ラジオ番組を制作しました。一つのチームは災害時の避難所運営を疑似体験できるカードゲームHUGを取り上げた「HUGって何?防災Vamos」もう一つのチームは、ペットと避難する際の備えをまとめた「ペットと防災」を作成しました。生徒同士の掛け合いを交えて紹介しながら、親しみやすく事前準備の大切さを伝える内容になっています。10月27日・24日にはFMびざんで放送していただきました。また、地元の小・中学校へCDを配布し、防災教育に役立てていただいたり、鴨島児童館スタンドFMでも放送しています。
スケジュール
●6月11日(水)
FMびざんの瀬戸ちゃんこと瀬戸恵深さんにお越しいただき、ラジオの歴史や配信するにあたって大切なこと、気を付けなければいけないこと、シナリオの作り方などをご指導いただきました。
旬の話題や徳島ならではの話題、独自性を大切にすることや、誤った情報を流さない、伝える人が求めている情報か、発する言葉で人を傷つけてしまってないかなどの配慮が必要だと学びました。
ラジオは復旧作業をしながら正しい情報を聞いたり、情報発信できる災害時には欠かせないもの。普段からラジオをよく聞いておくことが非常に重要だと教えていただきました。
また、参加する生徒さんとの顔合わせを行い、どんなラジオ番組を作りたいのかそれぞれに考えていただきました。
 
  
 
●8月19日(火)
実際にFMびざんまで行き、瀬戸ちゃんの指導のもとラジオ配信の収録を行いました。
男の子チームと女の子チームに分かれて2つのラジオ番組を制作しました。
※10月17日・24日にFMびざんにて放送していただきました。
 
  
 
●10月8日(水)
できたラジオ番組をCD化して、吉野川市へ寄贈しました。
市長、危機管理課の方などにお受け取りいただき、今後、吉野川市でもSNS等で配信していただきます。また、地元の小・中学校へ配布し、給食の時間などに流していただく予定です。
 
 
参加者の声
「災害時はいろんな立場の人が避難してくるので、避難所での対応に役立つ情報を届けたい。」
「聞いてくれる人が疑問点を解消できるような番組作りを行う。」
「番組作りを通して、ペットの防災対策を真剣に考えるようになった。聞く人の意識高められればうれしい。」
「HUGや避難所運営に日頃から関心を持ってもらい、できる備えをして欲しい。」
「前回の動画制作に続き、2回目の参加となり、とても貴重な経験となった。今後も防災意識を向上させていきたい。」
「(聞いた人)生徒の皆さんがとても落ち着いた雰囲気で、わかりやすくおしゃべりしていて、聞いててとても楽しかったし、聞きやすかった。」
「(聞いた人)ペットの防災準備もしないといけないことがわかった。ペットも大事な家族だから、ちゃんと守らないといけないと感じた。」

参加人数
12人(生徒8人・先生1人・スタッフ3人)
よかったところ
とても聞きやすい、親しみやすいラジオ番組に仕上がっています。高校生ならではの感性や創造力などを発揮して、素敵な防災ラジオが完成できてとても良かったです。また、FMびざんさんやNPO法人眉山大学さんの協力があったことも大きく、私たちだけではできなかったことだと感謝の気持ちでいっぱいです。また、去年に引き続き、今年も参加してくださった生徒さんがいて、貴重な経験ができたととても喜んでくださったことも嬉しかったです。高校生の皆さんの防災意識を更に向上でき、児童館を利用する親子の皆さんもラジオ配信を通してまた更に備えの重要性について感じることができたと思っております。
助成金が活用できた点
今回もつながる防災プロジェクトのおかげで、素敵な高校生によるラジオ番組が仕上がりました。絵本、動画と続き、ラジオ番組も制作でき、とても嬉しく感じております。寄付がなければできなかったことなので、本当に有難いです。ありがとうございました!
メディア取材
徳島新聞(10/12)
防災をテーマにしたラジオ番組が完成 川島高校2年生が制作 17、24日にエフエムびざんで放送
協力
FM眉山
NPO法人眉山大学
主催・共催
鴨島児童館
協賛
損害保険ジャパン株式会社