非常食を離乳食にする講座
徳島県
鴨島児童館

ママ防災士であり、管理栄養士でもある徳島アレルギーっこの会代表 一井郁子さんにお越しいただき、「非常食を離乳食にする講座」を実施しました。マザーズバックの活用と足すべきアイテムや災害時の食事についてお話していただいた後、離乳食レシピに沿って、実際に調理をして親子で試食をしました。参加した保護者の皆さんの質問にも丁寧に応じてくださって、防災士目線で大切なことをたくさん教えていただきました。自分の命、そしてこどもたちの命を守るための「防災」。先を見据えた日常備蓄を行い、心身の健康のために災害時の食について知ることも非常に大事なことだとわかりました。
開催日
2025年09月11日(木)
スケジュール
10:20~ 親子受け入れ
10:30~ 非常食を離乳食にする講座
質疑応答
11:30~ 終了
<当日の様子>
参加者の声
「離乳食をどうしよう…という不安を持っていましたが。コンビニ等のオニギリでもできるのを知り、安心とともに防災グッズ等の見直しをしようと思いました。こんなに美味しい離乳食ができるなんて!!今日のお話が聞けて良かったです。勉強になりました。ありがとうございました。家でも袋調理をたまにしておくのも、被災した時の練習になっていいなと思ったのでやってみようと思います。」
「非常時の離乳食について、手軽に身の回りにあるものを使って作れることが知り、少し不安要素が減りました。参加して良かったです。離乳食以外でも、防災や、実際に起こった時にどんなことが課題か、困るのか等知ることができて、防災意識も高まりました。」
「赤ちゃんの防災の話はなかなか聞く機会がないので、とても勉強になりました。普段の離乳食作りでも利用できそうなレシピなので、生後5ヵ月になったら実践して、作り慣れてきたらいざという時も慌てずに対応できると思うので、頑張ってみたいと思います。ありがとうございました。」
「防災について普段から意識して備えはしていたものの、自治体からの支援物資もあるしな~と軽く考えていました。今回、離乳食の作り方だったり、備えについてお話をお聞きしたことで、何がどのくらい必要なのか、具体的にイメージすることができ、備えを見直すきっかけになりました。また、皆さんと情報交換できて、実際に南海トラフなどが起きた時に、自分がどう動けばいいのだろう…と漠然とした不安があったのが、周りと情報共有しながら、頼りながら過ごしていけば(児童館のLINEを活用しながら)いいのだと分かりました!ありがとうございました。」
参加人数
12人
よかったところ
・発災後は余裕もなく食べられないかもしれないし、体調不良を起こす可能性があること。
・初動がとても大事で命が助かった後はしっかり食べて、精神面や健康面を安定させること。
・災害が起きたら大人もこどもも不安になる。
・安心して過ごすことができるよう日頃からの備えが重要だということ。
・一番は命を守ること!
など、大事なことを保護者にしっかりと伝えていただきました。
・いざという時にはパニックになってできない可能性がある。
・普段から食べるための準備やローリングストックで日常備蓄をすること。
・(今回はIHを使いましたが)電気がストップした場合のことも考えてカセットコンロなどの備えをしておくこと。
・いつものご飯をもしものご飯にすること
なども学び多い講座となり、開催できて本当に良かったと感じました。
また、災害時はこどもがいろんな行動を起こす場合があり、こどもを共感して抱きしめてあげる、一緒に楽しみながら防災を真剣に考えることも大切だと教えていただきました。災害が起きると助け合いが必要です。地域の方との普段からのコミュニケーションもとても大事で、声をかけあえるようなつながりをつくっておくことの必要性も保護者の方と話すことができ、とても良い機会になりました。
助成金が活用できた点
今回のプログラムを開催できたことによって、自助・共助の大事さが更に実感できたのではないかと思っています。助け合いの大切さや命を守るために今しなければいけないことを親子に知ってもらうことができました。助成金を活用したからこそ開催できたので、本当に有難いと感じております。
協力
徳島アレルギーっこの会
主催・共催
鴨島児童館
協賛
損害保険ジャパン株式会社