レポートを読む

子どもたちの未来を守る減災教育

徳島県

上八万児童館

南海トラフはそれまでの想定の32倍といわれている。「生き残った後」の備えも大事だが、本当に大切なのは「生き残るための備え」だ。どんな被害が起こりうるかをしり、被害に備えることで「減災」を考える江夏先生の講演です。

開催日

2024年06月29日(土)

スケジュール

減災教育普及協会の江夏先生の講演は、先生の考案されたユレタマットでの揺れ体験や、実際に天井のパネルが落ちてきたときにどれぐらいの重さになるかなどの体験を交えながら、地震が来た時の被害を予測し、行動しなければいけないことを講演してくださった。小学生・保護者・地域の人だけでなく、地域内の幼稚園・小学校・中学校の校長先生、保育所の所長さんや先生、児童館関係者、児童発達支援センターのかた、防災センターの方、行政の方、大学関係者と幅広くいろんな方が参加してくださり、早速今までの避難訓練の仕方を見直すといってくださった方がたくさんいた。

   

参加者の声

減災の先の防災がある
・被害に合わせて備えることが大切
・ダンゴムシのポーズが何の意味もなく、その情報が更新されているのに小学生とかに伝わってないこと
・保育士をしていますが、初めて訓練の仕方を改めなければと思いました
・物は天井の真ん中から崩れるということ
・耐震化はぺちゃんこにならないことで、被害が出ないことではない
・危険を把握することの重要性を把握した
・ユレタマットでの車いす体験

参加人数

100名(幼児7・小学生20・中学生4・大人52・スタッフ17)

よかったところ

実際にユレタマットで南海トラフの震度を体験し、ダンゴムシポーズが訳もなく吹っ飛ばされることを多くの子どもたちが体験したこと。また、車いすでのユレタマット体験は、揺れた時にどのように対処していいかを経験できよかったとの声をいただいた。

苦労したところ

広報

助成金が活用できた点

・講師料
(横浜在住の減災教育普及協会の江夏先生に来ていただいた)
・チラシ作成
・地図の作成
(講演に先立ち地域内の危ないところ(土砂災害と水害)の地図をつくり、地域内の幼稚園・保育所・小学校・中学校・地域に配った)

 

協力

減災教育普及協会
トクシマユラシ隊
眉山大学

主催・共催

上八万つながる防災プロジェクト委員会

協賛

損害保険ジャパン株式会社