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青空児童館

徳島県

鴨島児童館

徳島県に震度7の大地震がおき、児童館が潰れてしまったと想定して被災体験「青空児童館」を開催しました。外の倉庫にあるおもちゃを使い、ブルーシートを敷き、子どもたちの遊び場を確保。マキでお湯を沸かし炊き出し訓練や新聞紙を使ってお皿づくり体験も行いながら、被災時の課題についてみんなで話し合いをしました。地震で建物が倒壊したとしても地域に根付いた児童館が閉ざされてしまうことがないよう、親子の居場所として機能できるよう、青空の下で考える非常に大切な時間となりました。

開催日

2024年03月02日(土)

スケジュール

14:00~保護者受け入れ
防災訓練の説明(NPO法人眉山大学)

 
マキ割り体験


マキを使って炊き出し訓練(もちつき)

  
新聞紙を使って食器作り


ハイゼット容器でのご飯&お菓子試食
簡易トイレ説明
16:00~解散

参加者の声

「新聞紙を使って紙皿の作り方がわかってよかった」
「寒い日だったけど、いつ災害が来るかはわからない。日々、訓練と備えをしていくことが重要だと感じた」
「マキ割りは初めてで楽しかった」
「トイレが風で飛んで行くので、風を受けにくい場所に設置してみては」
「水がもし出ない時のために、近くで井戸水がある場所を探そう。水を運ぶ容器も必要だと思う」
「災害が起こった後の親子の心のケアが重要。子どもたちの遊び場の確保が大切だと感じた」
「親が復興作業の間、子どもたちはどうしたらいいのか。預かってくれる場所がなければいけないと思う」
「地震が起きたら絶対児童館へ来ます」などという意見が出ました。

参加人数

38人

よかったところ

今回、NPO法人眉山大学さんの提案で、児童館が潰れた場合の被災体験を開催して本当に良かったと思いました。実際にやってみると考えていたことよりもっとこうしたほうがいいことを思いついたり、様々な課題が見えてきたりしました。水がなかったら?食器がなかったら?トイレが使えなかったら?火が使えなかったら?児童館へ来る道が陥没してしまって来られなかったら?塀が壊れてしまったら?などと、具体的に最善の方法をみんなで考えてみようという新たなきっかけ作りができました。また、前日に青空児童館をします!皆さん来てください!と声をかけたのにも関わらず、地域の皆さんが集まってきてくれたのも嬉しい限りです。このような場合にこそ、日頃からの連携や繋がりが本当に大切なことであると改めて実感しました。

寄付が活きた点

つながる防災プロジェクトの支援があったことにより、この企画が実現しました。今までは防災に関しての取り組みをしていこう!と思っていてもなかなかできなかったので本当に有難いです。

メディア取材

徳島新聞「青空児童館 見えた課題」(2024.3.7) ※徳島新聞の記事がWAMNETでも紹介されました。

協力

NPO法人眉山大学

主催・共催

鴨島児童館

協賛

損害保険ジャパン株式会社