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つながる防災プロジェクト アウトリーチ3「避難訓練」

沖縄県

安謝児童館

児童館がない地域でのアウトリーチ第3弾。今回、前回のプロジェクトからピックアップしたのは、福祉体験を交えた避難訓練です。前回と違い、児童館がない場所で地域社会資源関係者の協力をえてプロジェクトを遂行できるのか?

開催日

2024年04月20日(土)

スケジュール

アウトリーチ第3回は災害時に配慮を必要とする方々の福祉体験を交えた避難訓練です。
プロジェクトは3部構成とし、最初に消防職員による消火訓練を参加者全員で体験。
その後参加者は、妊産婦、車いす、AED、アイマスク体験の講習を受けました。
福祉体験後、2つグループに分かれて近隣の公園まで避難訓練を行いました。
移動中は妊産婦、車いす体験を行いながら移動しました。
その後、一時避難場所の説明を受け、振り返りを行いました。
 

13:30
事前学習はじめのあいさつ
つながる防災プロジェクトについて
消火訓練

那覇消防職員による消火訓練

       

合言葉は「ピン・ポン・パン!」うまくできるかな?

 

14:00からは、6つのブースに分かれて、要配慮者体験をおこないました。

ブース①アイマスク体験 担当:那覇市身体障がい者福祉センター

 

ブース②車いす体験 担当:包括支援センター松島

     

車いす体験。乗るのも、介助するのも初めての体験という方が多かったです。

 

ブース③ポンプ車見学 担当:那覇市消防予防課

ポンプ車はこどもたちに大人気!

 

ブース④妊産・だっこ体験 担当:那覇市地域保健課

松島地区保健師のみなさんが担当してくれました。

 

ブース⑤AED・災害トイレ体験 担当:日本赤十字社沖縄県支部

     

AEDって知ってる? 知ってる。 このちかくでどこにある? コンビニ!

災害トイレの説明に、みなさん熱心に耳を傾けていました。

 

ブース⑥防災ワークショップ 担当:損保ジャパン沖縄支店

損保ジャパン沖縄支店のみなさんによる防災グッズ製作。子どもたちに人気でした。

 

各ブースを体験したみなさんは、スタンプカードにシールを貼ってもらいます。

  

スタンプカードはファシリテーターの平中さんが作ってくれました。

 

15:00 避難訓練開始です。

松島自治会集会所 → まかんじゃーら公園  → 松島自治会集会所

スタンプカードの裏には避難経路が書かれています。


避難はAコース、Bコースに分かれて移動しました。

   

シュミレーター体験、車いす体験をしながら移動です。

 

両コースとも坂道があります。

 

町にはバリアがあります。みんなで協力します。

15分かけて一時避難場所の公園につきました。

  

那覇市防災危機管理課職員から、避難場所、避難所について解説してもらいました。

16:00 アンケート記入 おわりのあいさつ

参加者の声

・日頃からの備えが必要だと感じました。定期的に開催してほしいいです。
・防災訓練に参加して、いつもめにしている消火器ですが、はじめて実際に使いました。いざというときにつかえるかなぁと思うと不安で、防災訓練の大切さ感じました。貴重な体験ありがとうございます。

・消防体験やアイマスク体験を通して、体験できないことができた。
・心臓マッサージとAEDの使い方は以前に2度やったことがありますが、今回の講習で再確認しました。
・地域での訓練、準備等大変だと思いますが、毎年継続してほしいと思います。

・消防車に入っている水は1000L入っていることがわかりました。
・防災訓練に参加して、消化器の使い方や人工呼吸のやり方など様々な体験ができた。
・トイレ1人1日5回は使用するので、家族4人×5回×7日分=140個の簡易トイレの備えが必要ということがわかりためになりました。子どもたちもいい経験になったので、ありがとうございました。

・車いす体験がたのしかった。
・私は防災訓練に参加して、消火器の使い方がわかりました。火事が起きた時に学んだことを活かしたいです。
・くるまいすがたのしかったです。アイマスクでいっしゅう。しょうかきたのしかったです。またいきたいです。
・私は防災訓練に参加して、災害の時とかにどうすればよいのかを学びました。人がたおれている時に、心臓マッサージをしないと、脈がもどらないかのうせが高いそうです。ほかにも火災の時に使う消火器の使い方も学べました。日頃から気を付けたいです。
・わたしはしょうかきが、たのしかったです。またいきたいです。

参加人数

80名

よかったところ

・3部構成で行い、1部は参加者全員参加し、消火訓練。2部は各ブースに分かれての福祉体験。3部は高齢者、地域関係者を交えた避難訓練にしたこと。
・要配慮者体験を行う際、関係機関の協力を得られたこと。

苦労したところ

要配慮者体験をどのようにおこなうのか。別日で設けるのか。当日行うかで、関係者との調整が難しかった。天候不順の場合は中止を予定。アンケートの準備と配布。

助成金が活用できた点

避難用ビブス、赤色灯、三角コーンを購入し訓練中着用。市民の方にも避難訓練を周知することができたこと。

 

協力

真和志第一民生委員
那覇市地域保健課
那覇中央消防局
那覇市防災危機管理課
松島包括支援センター
那覇市身体障がい者福祉センター
日本赤十字社沖縄県支部
琉球銀行
損保ジャパン沖縄支店
沖縄自然環境クラブ
日赤安謝特別養護老人ホーム

主催・共催

松島自治会 
安謝児童館

協賛

損害保険ジャパン株式会社