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つながる防災プロジェクト「避難訓練(高校生と高齢者)」

沖縄県

安謝児童館

1月に開催した勉強会につながる取り組みとして、災害時、児童館に避難する要配慮者体験を交えた避難訓練を行いました。

開催日

2023年03月18日(土)

スケジュール

プロジェクト第4回は1月に行った第2回勉強会につながる取り組みとして、災害時、児童館に避難する要配慮者体験を交えた避難訓練です。参加した高校生は事前に妊産婦、車いす、アイマスク体験の講習を受け、高齢者、地域関係者を交た全体の避難訓練に参加しました。訓練では、前回の勉強会の振り返りを行い、5つのグループに分かれて近隣の公園まで避難訓練を行いました。高校生は妊産婦、車いす体験を行いながら移動しました。その後、児童館に戻り振り返りを行いました。

12:30 事前学習はじめのあいさつ・つながる防災プロジェクトについて

第一部:高校生の要配慮者体験

乳幼児(人形)の抱っこ体験

 

妊婦シミュレーター体験。指導は現役の保育士さん。男子生徒も体験しました。

 

車いす体験。高齢者施設のスタッフによる指導。

社会福祉協議会のボランティア担当職員の指導によるアイマスク体験。

13:30 第二部避難訓練

はじめのあいさつ・勉強会の振り返り

14:00 避難訓練 グループにわかれます。

児童館 → 天久ちゅらまち公園 → 児童館

車いすを介助しながら移動します。

車いす、妊婦シミュレーター体験をしながら移動。

約20分かけて避難場所の公園に到着。非常食のビスケットを食べてひとやすみ。

15:15 児童館に戻って振り返り

感想を述べたあと「それで」「つまり」などの接続詞で言葉を続ける『カタルタ』を使った振り返りをして、盛り上がりました。

グループのまとめ発表

16:00 アンケート記入 おわりのあいさつ

 

参加者の声

・普段できないことが経験できたのでよかった。自分の身の回りにある防災についてもくわしく知りたいと思った。
・いろんな方(要支援者)の立場にたち、物事をみることができました。
・このような訓練は何回でもやった方が良い。
・今まで自分なりに防災対策は想定していたけど、実践はしていなかった。今回体験することで、今まで気づかなかったことに気づくことができた。
・初めて車いすをおしたけど、押す側も押される側も大変だと思った。普通の人よりも行動が遅くなるので困っている人がいたら助けたいとう思った。
・今回初めての参加でしたが、各地域で避難場所がいろいろ異なると思う。自分たちの地域を十分把握することが大切だと思った。
・すこしでも困っているひとがいたら声をかけたい。
・特定の地域だけでなく、自分が住んでいる地域の公民館や児童館でもこういうイベントを開催してほしいと思う。これから開催されることがあれば積極的に参加してより防災や要支援の方々への知識が学べたらもっと良いなと思う。
・世代を超えたイベントであることが重要で地域社会の絆を強くする大切さを感じた。
・外灯がないところがあった。点字ブロックの歩きにくい所も多かった。
・このような機会があったからこそ、気づけることが多くてともて良い経験ができ良かった。
・実際の避難場所まで車いすに乗って移動したのは良かった。避難標識等、普段の生活時から災害時を意識するのが大切だと思った。
・避難訓練は毎年学校でやるけど、学校とは違った訓練ができていろんなことを知れてよかったです。

参加人数

63人

よかったところ

・2部構成で行い、1部は高校生対象の要配慮者体験。2部は高齢者、地域関係者を交えた避難訓練にしたこと。
・要配慮者体験を行う際、関係機関の協力を得られたこと。
・振り返りで「カタルタ」を使い盛りあがったこと。

苦労したところ

・要配慮者体験をどのようにおこなうのか。別日で設けるのか。当日行うかで、関係者との調整が難しかった。

寄付が活きた点

・避難用ビブス、赤色灯を購入し訓練中着用。訓練に参加していない地域住民の方にも避難訓練を周知することができたこと。

メディア取材

琉球新報

協力

安謝自治会
岡野自治会
那覇第一民生委員
那覇市
那覇市社会福祉協議会
那覇市保健所
あじゃ保育園
日本赤十字社沖縄県支部
那覇看護専門校
興南高校
那覇国際高校
浦添高校
沖縄自然環境ファンクラブ
日赤安謝特別養護老人ホーム

主催・共催

安謝児童館・母親クラブ・安謝市営住宅自治会・日赤安謝福祉複合施設

協賛

損害保険ジャパン株式会社