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火起こし体験&防災講座

宮崎県

霧島児童館

原始的なひもぎり式で火おこし体験。
ライターやマッチを使わずに火を起こし、火の起こる仕組みを学びました。火を起こす喜びを体感し、火の大切さやありがたさを感じました。
現代の生活はどんどん便利になって行く一方です。時には立ち止まって不便さを体験することも大事ですね。災害時には、ライフラインが止まってしまうかもしれません。

開催日

2022年11月05日(土)

スケジュール

10:30~はじめの挨拶 「つながる防災プロジェクト」について紹介
10:35~ハイゼックス(耐熱性ポリエチレン製の袋)でご飯を炊こう


10:45~火おこし体験

  
11:15~防災グッズ展示コーナー紹介・体験  ・段ボールベッドに寝てみよう!・新聞紙で防災スリッパ作りに挑戦! ・防災クイズに挑戦!

11:30~ご飯の試食会


11:55~おわりの挨拶

★初めてのことにみんな興味津々。一生懸命に取り組んでいましたが、こつをつかまないと難しいようです。でも、文明の利器に気づいたかな。実際には、ファイアースターター(100均にあるそうですが)で簡単に火を起こせるそうです。

★火おこしには時間がかかるので、今回は体験している間にご飯を炊きました。炊けた後、ご飯を頂きましたが、とてもおいしかったと評判が良かったです。頑張った後のご飯は美味しいですね!

★防災グッズの展示コーナーには、段ボールベッド、新聞紙スリッパ、防災クイズを置きました。火おこし体験で上手く火が付いたのか、もう気が済んだのか、先に上がって来た人達は新聞紙スリッパ作りに挑戦!段ボールベッドは、今回、水の空箱を利用したもので、お金がかかりませんでした。また、大人が寝ても大丈夫。しっかり感触を味わっていたようです。災害時にはいつもと違う環境になります。床で寝るよりは今回の段ボールベッドは高さも高すぎず、立ち上がるにも丁度良かったようです。いざというときの備えを、一つ一つ確かめておくことも大事という事が分かりました。

参加者の声

・火おこしを初めて体験し、楽しかったです。防災グッズをそろえておこうと思います。

・ご飯がとてもおいしかった。ふりかけもおいしかった。こしひかりがとてもおいしかった。

・似たような袋があれば、おうちでも時々してみたいと思いました。今後もいろいろ体験したいです。コツがとてもわかりやすい説明でよかったです。

参加人数

36人(こども16人・大人20人)

よかったところ

・初めての火おこし体験にはパパの参加やご家族での参加が多かったようです。特にパパは最後まで何とか火をつけようと、がんばっていらっしゃいました。民生委員さんも参加して下さり、いろいろな地域の方と話しながら交流の場となったことが良かったです。

・段ボールベッドは購入する予定でしたが、ちょうど青島青少年自然の家から実習に来られていた方の提案で、水(2L)の空き箱を利用してつくることができました。

苦労したところ

・火おこし体験を企画するも、この2年間はコロナの影響で実現しませんでした。今回は経験と知識が豊富な先生にお越しいただき、ようやく実施できました。

・ハイゼックスにお米をいれるときに紙コップで入れたのですが、ハイゼックスの口が狭く、こぼす子どももいて紙コップを尖らすなどの工夫が必要でした。また、市販のビニール袋(厚さ0.1mm以上)でもできるようですが、なべ底にビニール袋がくっつかないように、蒸し器を敷きました。出来上がったビニール袋はとても熱いので、袋から出すときには用心した方が良いです。子どもには危険かなとも感じました。

協力

宮崎県青島青少年自然の家

主催・共催

霧島児童館

協賛

損害保険ジャパン株式会社