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乳幼児のいる家庭の防災とぐるぐるパン焼き体験

宮崎県

檍児童センター

開催日

2023年11月25日(土)

スケジュール

〇10:00~受付開始・中学生ボランティア集合
・中学生と参加家族の自己紹介タイム

〇10:30~講話「乳幼児のいる家庭の防災について」  

     講師:防災コンサルタント 黒木 淳子氏

 

『防災講座』

①親として何をすべきか?
・親自身が災害に備える習慣を身に付けることが大切。子どもも見習い成長する。
②備え
・家の中の危険箇所は、特に「寝室」「トイレ」
~物はなるべく置かない。地震発生時は、まず、扉を開け出入口を確保する。
③ローリングストック
・非常用食料(最低3日分:9食分×家族人数分)~普段から食べ物を補充する習慣をつける。
・おむつは、次の大きさのサイズをストックする。
④子どもと女性~避難所における性犯罪
・一人にならないよう、まず、本人が気をつける。
・地域のコミュニティに参加し、地域住民と関係を築いておく。
⑤その他
・地域の防災訓練に親子で参加しておく。
・マザーズバック=防災バック(子どものものだけでなく母親のための物も(キャンディ、飲み物。アロマ等))
・モバイルバッテリー~電池式がお勧め(ローリングストック)
・地震発生時~座布団等で、頭だけでなく首までを守る。

〇11:00~ぐるぐるパン焼き体験
①生地作り…中学生と乳幼児親子がいっしょに生地作りをします。

  

・レーズンを付けて生地完成!

②焚火台の組み立てと着火に初めて挑戦します。
「火がちゃんと着くかな?」

  

③ぐるぐるパンを焼きます。とっても待ち遠しい時間♪

    

④焼き上がり!試食してみよう!

  

そとはカリッ、中はフワッ おいしいね!

〇11:50~アンケート記入・解散

参加者の声

《乳幼児保護者の感想》

・防災の映像を見て改めて意識を高めようと思いました。

・地震はいつ来るか分かりませんが、本日のお話を聴き、今のうちに準備をしておきたいと思います。子ども達も大変貴重なパン作りを体験し嬉しく思っていると思います。

・防災について考えないといけないと思いながら先延ばしにしているところがあって、いつ起こるか分からない、明日起こるかも分からないので、帰ったらすぐ取り組もうと思いました。

・防災の話を聴けてとても勉強になりました。映像は本当にリアルでいつ自分の身にふりかかってくるか分かりません。出来ることは備えようと思います。パン作りは簡単でおいしくて楽しかったです。もしもの時はこんなパン作りができたら気が紛れるかなと思いました。楽しかったです。

《中学生の感想》

・初めて会う赤ちゃんや子ども達と触れ合って難しいこともあったけれど、楽しい時間を過ごすことができた。今日習ったパンの作り方を実際に避難したときなどに活かしていけたらいいと思う。とても良い経験ができました。

・東日本大震災の映像を見たり、パンをつくったりして、備えは本当に大事なんだなと実感しました。南海トラフが起こると言われ続けている今、自分自身も災害について見直していきたいと思いました。

参加人数

25人

よかったところ

・乳幼児親子の防災について考えるよい機会となった。乳幼児の親として、普段からの心構えや準備、そして災害発生時の行動などについて考えてもらう機会を提供できた。

・中学生と乳幼児が触れ合う機会ともなった。また、中学校として、災害発生時に何ができるかを考える機会ともなった。

苦労したところ

・乳幼児親子に防災の事について、伝えたいことがたくさんあるけれど、乳幼児の集中時間を考えると短時間にまとめなければいけないので、スケジュール調整に苦労した。

・ぐるぐるパン焼きは生地の調整がなかなか難しく、季節によっても保存条件が変わるので、何度も試作を繰り返した。お陰で参加者の皆さんには簡単に作れるという印象を持ってもらえたようで、良かった。

・災害時の、私たち職員がいない時でも、焚火台の収納場所や使い方を知ってもらえるように、今回は収納場所の確認と使い方を体験してもらったが、体験していない人たちにも一目で収納場所や使い方が分かるようにするにはどのようにしたらよいのか、今も試行錯誤中です。

寄付が活きた点

➀携帯用マイク~講師の講座で使用

②焚火台~ぐるぐるパン焼きで使用

協力

Mamoruwa・宮崎市檍中学校

主催・共催

檍児童センター

協賛

損害保険ジャパン株式会社