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子ども防災講座「防災ゲーム」~カードゲームで遊びながら学ぶ防災~

宮崎県

霧島児童館

防災というとどうしても、きちんと備えなければという義務感から身構えてしまいますが、「まずは楽しんでみよう」という気軽さで親子や友人とぜひ一度チャレンジして欲しいと思います。

開催日

2023年09月09日(土)

スケジュール

(ゲームの説明)
・今回使用するのは「なまずの学校」というカードゲームです。
紙芝居形式で災害時のお題が出されるので、手持ちのカードから適切な行動を選んでいくというシンプルなルールです。
回答すると点数が付与され、点数の単位は「なまーず」です。

 

・質問内容が意外にも悩みやすいポイントです。
例えば、「血を出している人がいます。傷口を抑えるのに使えそうなものを出してください」といったお題で、身近にある「ネクタイ」で止血ができるとカードを出します。
身近に手に入りやすいという点では正解ですが、衛生面で気をつけなければいけないと、60なまーずでした。
答えはひとつだけでなく、より凡庸性があるもの、身近に活用できるものが高得点になります。

 

・お題の18問のなかに他の人の持つカードと一緒に活用する「協力問題」があります。
人と力を合わせて災害を生き延びる方法をグループで考えます。

参加者の声

(子ども達の感想)
・授業みたいだったけど、楽しく紙芝居で学べるのでとても楽しかった。
・みんなと協力してカードを出すのがとても楽しかったです。

(保護者感想)
・自ら考えながら親子で楽しく学べた。色んな人の考えを知れて良かった。危機管理能力、想像力を鍛えるのに良いと思った。紙芝居形式も分かりやすくて良かった。
・今日は親子で防災カードゲームを楽しみながら学び参加させてもらいました。実際に被災した時に自分がどう動くのか、周りの人達とどう協力して動くのかシュミレーション出来て良かったです。常日頃の備えが大切だと改めて感じました。

参加人数

23人(こども9人、おとな14人)

よかったところ

・防災ゲーム「なまずの学校」は質問に対して、そのカードを選んだ理由をグループの中で発表します。ほとんどの人が恥ずかしがらずに(小人数のおかげで)自分の意見を伝えることができました。また、他の人の意見を聞きつつ、なるほどと同調したり、いろんな意見があることを知る機会ができ良かったです。

・今回の講座は、まちづくり推進委員会との「つながり」ができたことがきっかけで、出前講座として「まちづくり推進委員会・生活安全部会」が児童館にて実施してくださいました。

・生活安全部会は「防犯・防災に関すること、地域見守りパトロール、防災訓練・防災フェスタ」を行って、常日頃から地域の安全のために活動されています。児童館も地域の体制とつながることができました。
※まちづくり推進委員会のLINEに活動の様子をあげてもらえました。

苦労したところ

・当児童館は土曜日の来館者が少ない傾向があるので集客が心配でした。特に、防災と聞くと硬いイメージがあるのか、当初の申込者は少なかったです。そこで、保護者同伴で幼児の参加もOKとしました。親子で、大人と一緒に考える機会が持てかえって良かったようです。

主催・共催

主催:霧島児童館
共催:まちづくり推進委員会・生活安全部会

協賛

損害保険ジャパン株式会社