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地域との総合防災訓練(防災食作りと避難所運営ゲーム)

宮崎県

檍児童センター

毎年実施している地域との総合防災訓練です。本年度は、「防災食作り」と「避難所運営ゲーム」(檍児童センターバージョン)を行いました。小学生、中学生、地域住民の6~7人グループを6班作り、中学生をリーダーとして実施しました。

開催日

2023年07月08日(土)

スケジュール

毎年実施している地域との総合防災訓練です。本年度は、「防災食作り」と「避難所運営ゲーム」(檍児童センターバージョン)を行いました。小学生、中学生、地域住民の6~7人グループを6班作り、中学生をリーダーとして実施しました。

10:20~10:30受付

10:30~開会のことば

1.10:40~11:10「防災食作り」

防災士の河野毬子さんに教えていただきながら、ポリ袋炊飯と味噌玉つくりに挑戦しました。

➀グループに分かれ、一人分のお米、水、味噌を計量します。

  

②ポリ袋に米、水を入れ、そのまま15分おきます。袋の空気を抜きながらポリ袋の上を結びます。

③コンロのお湯を沸かします。

④味噌を3~4等分し、味噌にだし、具(わかめ、麩、ごま、とろろ昆布など)を合わせ、1食分ずつ丸めてラップに包みます。これで味噌玉はできあがり!

⑤お湯の沸騰を確認し、グループの一人がお湯の中にポリ袋を入れます。20~30分ふつふつした後、鍋からポリ袋を取り出し10分蒸らして完成です。

 

2.11:10~11:45「避難所運営ゲーム~要配慮者に配慮して…」

➀運営ゲームの説明(プレゼン)

・設定~8月に児童センターが短期で避難所として開設された。

・ゲーム内容~要配慮者を含む16家族の配置と10個の課題について協議する。

・確認事項~中学生をリーダーとして進める。まず、小学生の意見をみんなでしっかりと聞く。

②避難者16家族の配置(部屋割り)~(なぜ、その場所なのか。どうゆう配慮が必要か)の視点から配置を行う。裏の番号順に話し合い配置していきます。

避難者家族カード

   

・「高齢者はトイレに近い方がいいね」

・「赤ちゃんがいる家族は授乳室に集めてはどうかな?」

③「10個の課題解決」~1番から順に話し合い解決していきます。

・課題1「非常食(おにぎり100個、お茶ペットボトル100本が、もうすぐ届きます。置き場所、配付の仕方を検討しておいてください。」

・課題2「トイレが臭いです。どうにかしてください。」

・課題3「子どもたちが暴れています。子どもたちの遊び道具はありませんか。対応をお願いします。」 他7個の課題。

10個の課題カード

④「各班の協議内容及び感想の報告」~リーダーである中学生が、各班を代表して発表しました。参加者から、6人の堂々と発表する中学生に大きな拍手が送られました。最後に、運営ゲームのまとめを行い、参加者みんなの活動をみんなで称賛しました。

〇出来上がった防災食(ポリ袋ご飯と味噌玉)は持って帰りました。

参加者の声

【小学生】

・今日、班の人たちと話し合い、ひなんの人たちのはいちや正しい態度を知ることができました。ぼくが、ひなんした時、知人の人、友達に教え生かしていきたいと思いました。これから、このことを学校でも活用したいです。

【中学生】

・今まで地域の方と関わりがなく、防災食にも詳しくなかったので、今日みたいに地域の方と関わりながら防災食や災害に合った時の対応を学べて良かったです。湯せんという今まで知らなかった調理の方法を知れて良かったです。

・今日は、こういった訓練に参加して、本当に楽しかったです。今回学んだことは忘れず、いつ起こるか分からない自然災害で避難所に行ったら、今日学んだことを生かせればいいなと思いました。中学生である自分は、避難所で活躍できるといいなと思いました。

【地域住民】

・一般的な防災訓練は参加したことはあるのですが、今回、味噌玉を作り、簡単にできることを知り、とても参考になりました。ゲームもすごく考えさせられて、すごく良かったです。

・防災訓練は、過去何度か参加していますが、今回のような訓練は初めてでした。楽しみながら、小中学生と一緒にできました。大変、勉強になりました。

・食は、初めての体験で、知識として大切で有難い。ゲーム形式の避難所運営は楽しくできました。実際難しいなぁと感じました。中学生はたのもしい。若い人の力は大きく、是非頼りにしたいです。

参加人数

43名

よかったところ

・防災食作りと避難所運営ゲームを通して、防災・減災について考える場を提供できた。特に、避難所運営をゲームを通して、要配慮者についてどういう支援が必要かを考えてもらう機会となった。

・今回の総合避難訓練に参加して、避難時でも温かい食べ物をとることで気持ちが安らぐ事や、楽しい共同作業の時間を作ることの大切さを感じてもらえたようだった。

・小中学生と地域住民の交流が図られた。一人一人の考えを大切にしながら意見交換することで、児童館ならではの多世代交流の貴重な時間となった。

・中学生を各班のリーダーとして活動してもらったが、地域の方々の支援も受けながら十分な活躍をしてくれた。

苦労したところ

・避難時の想定で防災食作りをするには、準備から片づけまで参加者で行うことが大切だと思っていたが、防災食作り体験と避難所運営ゲームの2つを1時間30分で熟す為に、前もっての材料準備と参加者をスムーズに動いてもらうためのシミュレーションを何度も行った。お陰で当日はスムーズに運営する事が出来た。

・センターに調理室がなく、手洗い場も3つの水道しかないので、調理段階の食器を使い捨てにするか、普通の食器を使うか悩んだ。限りある水の使い方やごみ問題など、SDGsにも取り組んでいるので普通の食器を使い、時間差で食器を洗う方法を行った。

・避難所運営ゲームの避難者カードを、小学生も分かりやすいように、「家族単位のイラスト」表現とした。カードは、軽くて存在感が出るようにべニア板に黒絵具で着色したものにニスを塗り、マット紙に印刷したイラストを貼った。16家族カードを6セットで計96枚。時間がかかったが、イメージに近いものとなった。家族カード及び課題カード作成にあたっては、静岡県危機管理部危機情報課へ「避難所HUG使用許諾申請書」を提出した。

・6グループに分ける方法として異年齢の参加者と均等に組み合わせるためにはどうすれば良いか考えた。最終的には小学生、中学生のボランティアは参加者が分かっていたので予め6グループに振り分け、当日参加の人たちには受付順で振り分けることにした。異年齢振り分けの件はうまくいったが、参加者の中には男女の振り分けが偏っているとの意見も聞かれたが、それも想定の一つとして考えてもらった。

助成金が活用できた点

・ワイヤレスマイクとヘッドレストマイクを寄付で購入できたお陰で、指導者は両手を自由に使って各グループを回りながら話す事が出来た。ワイヤレスマイクも同時に使える機材だったので、総合進行もワイヤレスマイクを使って行う事が出来たり、参加者の意見を述べてもらう事が出来て、とても良かった。

メディア取材

宮崎日日新聞(7月14日:避難所運営 要配慮者へ対応は ゲーム通し解決探る 檍児童センター)

 

 

主催・共催

檍児童センター

協賛

損害保険ジャパン株式会社