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防災キッズと学ぼう!考えよう!~防災×SAGONO×SDGs~ PART4 えがおで話せる えがおでつながる まちづくりinさがの

京都府

嵯峨野児童館

子ども・大人・乳幼児をかかえる親子が防災を通じて一緒に考え、一緒に協力し合えるようなまちづくりをめざします。いろいろなアイテムカードを使って、避難所の開設を想定し、どんなふうに過ごすか・・・?どんなことがあれば自分は心地よいか・・・?など話し合います。

開催日

2024年01月21日(日)

スケジュール

【当日の流れ】
9時30分 集合、準備
10時00分 嵯峨野自主防災会 会長との打ち合わせ
10時30分 トークディスカッション開始
10時35分 自主防災会会長より 「避難所が開かれるのはどんな時?」
・地震発生から避難所開設までの流れについて
・避難所運営の備え など

10時45分 本日の内容「避難所でどう過ごす?」をテーマにトークディスカッション
10時50分 大きな地震が発生!
・各自身をまもる行動をとる

10時55分
「揺れが落ち着き避難所に避難することに・・・さあどんどん避難所に集まってきました」と
場面を想定し、司会進行のファシリテーターさんを中心にグループで話し合います。
全体進行(ファシリテーター)は京都市で活動されている「マチノミカタ」さんです。
また、まちづくりアドバイザーの方や京都NPOセンターの方にもご参加いただき、
4つのグループにわけてディスカッションしました。

   
グループディスカッションはアバターを選び、アイテムカードを使って進めます。
その他、自分の行動カードや避難所で自分が出来るカードなども使用し、
避難所での自分の役割(力になれること)など話し合います。

   

前のホワイトボードはグラレコを取り入れ子どもたちにもわかりやすくしました。
 

参加されていた方より、
「小学生がこんなに大人と話せることにびっくりした」
「子どもたちもしっかりと意見をもっていること」
「災害時子どもたちもぜひ役割を持って活動してもらえるようにしたい」など・・・。
子どもたちからは
「アバターを使って考える事ができ、面白かった」
「自分たちももしもの時は力になりたい。やくにたつことをしたい」など意見がありました。

当日は、お正月に実家に帰省中(石川県に)地震にあい、
本日ぜひ参加したいと幼児さん、小学生の子ども、お父さんと
家族4人で参加されたご家族もおられました。
とても貴重な経験と、地域の方とこのようにお話ができ良かったと感想を言っていただきました。
地域住民と地域の団体の方とつなぐ役割も児童館にあるのだと改めて実感しました。
また、災害にあわれた時のお気持ちや状況なども具体的に聞くことができ貴重な時間となりました。

 

参加者の声

1月1日の石川の震災直後ということもあり、子どもたちも参加した大人も、想像しながら体験ができました。お正月石川のご実家に帰省中に震災にあったという乳幼児親子も参加され、皆さんにその時の状況を話してくださり、聞き入っておられました。子どもたちからも、実際、災害が起こった時自分も何か力になれることはないか?力になりたいと言っていました。

参加人数

35人

よかったところ

・子どもたちが地域の大人たちとしっかりディスカッションができていたこと
・車いす利用者の方が参加され、地域防災について当事者の思いを語ってくださったこと
・能登半島地震の発災時に現地に帰省中だった乳幼児連れのご家族が参加され、当日の様子や現在思うことを語ってくださったこと

日頃なかな関わることの少ない地域の諸団体の方々と地域住民の方が直接お会いして防災をテーマにお話しできたことが良かったです。また、そこに子どもたちも関わり一緒に考えたりできる事はとても良い時間だったと思います。

苦労したところ

・広報に苦労しました。
地域の諸団体や児童館の子どもたちは広報も行き届き参加は多くあるのですが、
一般の地域住民にはまだまだ敷居が高いのか参加が少ない。

・1年間を通じてですが・・・土曜開催は子どもたちの参加がとても難しい。
習い事やクラブ活動があり、行きたくても親が習い事を優先するため
なかなか参加できないのが現実でした。

寄付が活きた点

協力してくださった団体の方への謝礼を支払ったり、備品の購入などとても助かりました。

協力

嵯峨野自治連合会
一般財団法人マチノミカタ
きょうとNPOセンター
まちづくりアドバイザー 

主催・共催

主催:嵯峨野児童館 
共催:嵯峨野学区自治連合会・マチノミカタ

協賛

損害保険ジャパン株式会社