レポートを読む

つながる防災まつり

京都府

七条第三児童館

「児童館で、できる防災 かんがえよう、やってみよう」をテーマとし、こども、乳幼児家庭、そして障がい者などの要配慮者の皆さんと一緒に、非常時に備えて消防訓練や避難所体験、そして防災グッズの工作をしました。自分たちが住む地域に、自分の命を守り、困っているお隣さんを助けることができるタネを育て、顔と顔、手と手、心と心をつなぐために児童館は一歩一歩前進します。

開催日

2024年01月27日(土)

スケジュール

たくさんの団体の皆さんにお力添えをいただいて無事に終えることができました。参加の皆さんを4つの班に分け、①から④のコーナーを20分ずつ移動して体験しました。どのコーナーも「へぇ~」「やってみよう!」「そうなんだ~」「できたよ!」の声であふれていました。みんな立派なジュニア防災士です。非常時には彼らが率先して活躍してくれるといいですね。子どもたちは、つい先日(2024.2.14)京都南部を震源とした震度4の地震を児童館で経験しました。こどもたちの100点の行動にタネを蒔いてよかったと感動しました。

① 訓練体験〈下京消防署/中堂寺消防出張所〉
・消防車乗車・放水ホース操作・消防服着衣撮影

 

② 訓練体験〈七三学区消防分団〉
・バケツリレー・消火器体験(消火訓練)

 

③ 避難所体験〈下京区役所地域力推進室〉
・ダンボールベッド(パーソナルスペース)・簡易トイレ
・屋外マンホールトイレ・避難所生活備品・防災クイズ

 

④ 防災グッズ作り
1)新聞紙スリッパの工作〈七条第三小PTA〉

 
2)非常食(お菓子)バッグの工作〈下京区社会福祉協議会/学区社会福祉協議会〉

 
3)防災ポンチョの工作・非常時持ち出しグッズ等の展示〈損害保険ジャパン京都支店>

  
⑤ AED実演見学〈下京消防署/中堂寺消防出張所〉

 

参加者の声

参加者こどもアンケート(n=30) 回答率(30/45=66.7%)

参加者おとなアンケート(n=15) 回答率(15/25=60.0%)

関係団体アンケート(n=37) 回答率(37/49=75.5%)

参加人数

136人(乳幼児14・小学生45・中高生3・大人25・運営関係者49) 

よかったところ

これまでお付き合いのなかった外部の4団体を含め、合計9団体の連携協力を得て実施することができた。参加が適度な人数だったので、充実した体験ができた。児童館の乳幼児クラブの登録者に事前アンケートを行い、その結果を参考にして乳幼児家庭の非常時持ち出しグッズを購入し展示できた。また、協賛団体の協力を得てペットのいる家庭の非常時持ち出しグッズについてもパネルで紹介した。さらに、こども・おとな・関係団体に評価アンケートを実施し、児童館の防災対策への課題やヒントが得られた。

★子どもたちは、つい先日(2024.2.14)京都南部を震源とした震度4の地震を児童館で経験しました。
こどもたちの100点の行動にタネを蒔いてよかったと感動しました。

苦労したところ

小学校会場の日程調整、連携団体との内容調整、自主防災会との連携調整、要配慮の参加者確保、まつりの名称に左右され参加者のスポットでの入退場が多かった。

助成金が活用できた点

女性用(乳幼児家庭)および一般用の非常時持ち出し袋・グッズ、段ボールベッド・簡易トイレ、パーソナルスペース・パーテーション等の避難所備蓄品が購入できた。

協力

京都市下京消防署/中堂寺消防出張所
京都市下京区役所地域力推進室
京都市下京区社会福祉協議会
七条第三学区社会福祉協議会
七条第三小学校PTA
七条第三学区自治連合会
七条第三学区消防分団
損害保険ジャパン株式会社京都支店
学童クラブ保護者ボランティア

主催・共催

京都市七条第三児童館
京都市立七条第三小学校

協賛

損害保険ジャパン株式会社