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障がいについて考えよう!~防災編~

新潟県

燕市児童研修館「こどもの森」

マークを手掛かりに館内探検!11のミッションに挑戦してスタンプを集め、“おたすけマン”になることを目指しました。

開催日

2022年12月03日(土)

スケジュール

今回のプログラムは、12月3日(土)4日(日)の午前10時~正午/午後2時~4時に実施しました。
※正午~午後2時までは予約制の「おもいやりタイム」。さまざまな理由で普段こどもの森を利用しにくい子どもたちのための特別な時間としました。予約を待ちきれずあさイチから遊びに来た親子さん。おもいやりタイム中は貸し切りの館内でおもちゃで遊んだり走り回ったりしてとても楽しそうでした。途中から合流したお友だちともあっという間に仲良しに! 普段はお子さんから目を離せないお母さんが雑誌をゆったりと読んでいる姿も印象的でした。

【各ブースの様子】

スタンプカードをもらってスタート!


①どくしょバリアフリー
マルチメディアデイジー。文字を大きくしたり読む速さを変えられます。リーディングトラッカー作りのワークショップも。

 
②しゅわできるかな?
自己紹介に挑戦。手話による絵本読み聞かせも。

 
③くるまイスたいけん
乗る体験と押す体験。お父さん、お母さんが乗っていると動かすのに一苦労。


④ヘルプマークってなあに?
見たことがない子がほとんどでした。


⑤はたらくワンちゃん
盲導犬ユーザーさんとお話ししたり、お休み中の盲導犬と触れ合うこともできました。


⑥さわってみよう!つくってみよう!てんじ
自分の名前を点字で作ってみました。また、ジャムなどの商品についている点字も触ってみました。

 
⑦みえないたいけん・みえにくいたいけん
ゴーグルをして白杖を持ち点字ブロックを歩いてみます。


⑧いろいろリボン
色の意味を学びながらアウェアネスリボンを作りました。


⑨こえのおてがみ
音声訳体験。声の大きさが難しかったです。


⑩あそんでみよう!
共遊玩具で遊んでみました。


⑪ひなんについてかんがえよう!
参加者は避難所生活で心配なことを考えました。
また、協力団体の皆さんには、災害時にできること、困りごと・心配ごとを書き出してもらい掲示しました。地域の皆さんの力を感じる掲示になりました。

  
ゴール!! おたすけマンのメダルと手作りおもちゃをゲット!

 

 

参加者の声

【参加者の声】
・小学生の娘は大変興味を持って参加していました。実際に体験できるのがよかったです。
・大人もすごく勉強になりました。特別なことではなく、日常のこととして身近にあるべきこと、私たちが知っているべきことを学べました。
【協力団体・ボランティアの声】
・以前SNSで難聴児の相談の場所がないという話になったことがありました。今回実際に難聴児のご家族が来られお話しできて良かったです。
・コロナ禍で難しいかもしれませんが、学生ボランティアが入ってくれるといいと思いました。
・参加してくれた親子は素直に学びたくて来てくれていたのが印象的でした。子どもだけでなく、大人もぜひ学んで欲しい内容でした。
・災害時の食について、食物アレルギー以外でも不安に思っている家族がいることが分かりました。

参加人数

107人(幼児20人・小学生16人・大人71人)

よかったところ

当初、「障がいについて考えよう!」の二日目を防災編として計画していましたが、一日目にも防災のコーナーを設置しました。付箋に災害時の心配ごとを書くコーナーに、多くの意見が寄せられました。
ダウン症の男の子は、決まったものしか食べないとのこと。イザというときの食について考えるきっかけになったとのことでした。

苦労したところ

近郊でイベントが多くあった日で、参加者が少なかったです。しかし、少数ですが、障がいを持つお子さんと保護者が遊びに来てくれ、ミッションに挑戦する中で必要な支援者とつながることができたことは大きな収穫でした。

寄付が活きた点

・市内すべての園児・小学生にチラシを配布できました。チラシを見て盲導犬ユーザーの方に会いに来た子もいて嬉しかったです。
・点字ブロックをレンタルし、白杖を使って歩く体験ができました。見えない・見えにくい体験だけでなく、高齢者の疑似体験もしてみました。

メディア取材

・広報つばめ11月号
・三條新聞11月29日

協力

燕市立図書館
燕市社会福祉協議会
新潟ヘルプマーク普及ネットワーク
燕市聴覚障がい者協会
燕市点訳奉仕会
ホーム転落をなくす会新潟支部
燕アレルギーっ子クラブ

主催・共催

児童研修館「こどもの森」

協賛

損害保険ジャパン株式会社