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防災ごっこ

新潟県

燕市児童研修館「こどもの森」

乳幼児親子を対象とした防災講座。子どもと一緒の避難について考えました。

開催日

2022年10月18日(火)

スケジュール

10:30から11:45に開催しました。

こどもの森に避難してきたという設定で、「避難者カード」に記入し入館。実際に燕市が避難所を開設した時に使うものを体験できました。

 

防災課職員より、燕市で起こりうる災害について、市の備蓄と個人での備え、避難所生活についてお話しいただきました。

 

次に栄養士でもあるつばめアレルギーっ子クラブ落合さんの災害時の乳幼児の食事についての話をお聞きしました。ママ自身の体調も整えることが赤ちゃんも元気でいることにも繋がるというお話に、参加者は大きく頷いていました。

 

 

ここで、「赤ちゃんが避難していると聞いたので、差し入れを持ってきました!」という設定で非常食を配り、試食してもらいました。その後、ヘルプマークについてと乾物を使った災害時のレシピ紹介をして終了でした。

 

 

参加者の声

■子どもと一緒の避難で心配なこと・不安なことはありますか?
・大人が自分一人だった時に冷静でいられるか。
・動き回ったりするので、避難所でも動き回って他の方に迷惑にならないか心配。泣き声も心配。
・騒いでしまうので、体育館とか他の人との距離が近いと気まずいのではないか。
・夜泣きが心配です。
・ペットに限らず、「みんなが行けるところに行けない」不安を抱える方は様々なケースがあると思います。何か助けになりたいです。

■参加してみた感想
・食の備えができていないので、ローリングストックをこれからしていけるようにしたい。
・息子も乾パンを食べられることを知って良かった。
・避難した先でコップから水分をとれるように、自宅でも練習してみたい。
避難所の確認ができて良かったです。

参加人数

39人(幼児8人・大人31人)

よかったところ

哺乳瓶がない時の紙コップを使った授乳方法(カップフィーティング)に挑戦しました。みんな上手に飲むことができました。また、ママたちは乾パンを初めて食べたとこのと。避難所での配給が始めて口にするものだったら、きっとドキドキしますし、食べられないかもしれない。食物アレルギーがないこどもでも、まだ食べたことのない食材だったとしたら、食べることができないかもしれない。そういうことを体験することができました。

 

苦労したところ

参加者を集めることに苦労しました。防災講座では関心を持ってもらうことが難しいと感じた。

寄付が活きた点

購入した段ボールパーテーションは、外部から見えない反面中に女性や子どもが引き込まれる可能性もあることを防災課より指摘されました。こどもの森が避難所となった場合、カーテンレールがたくさんあるので、それで仕切ればよいことに気付きました。また、段ボールのトイレは床が濡れているところでは弱いということも教えてもらいました。これらは、実際に設置してみなければ気付かないことでした。

 

協力

つばめアレルギーっ子クラブ
全国ヘルプマーク普及ネットワーク
燕市食生活改善推進委員協議会
燕市防災課

主催・共催

燕市児童研修館「こどもの森」

協賛

損害保険ジャパン株式会社