逃げ地図作りワークショップ@大関のなかまの会
新潟県
燕市児童研修館「こどもの森」
こどもの森に一番近い小学校区で「逃げ地図」作りをしました。災害時の避難所となる体育館が会場です。自分の家からこの場所まで歩いて避難する時に危ない場所はないかを考えながら取り組みました。
※「なかまの会」小学校に設置された放課後の子どもたちの安全・安心な活動拠点。遊びと交流の場を提供している。
開催日
2024年08月06日(火)
スケジュール
なかまの会の部屋では活動するには狭いため、小学校の体育館をお借りしました。移動式のクーラーを使用し、熱中症対策を取りながら準備開始です。
なかまの会としての全員参加の行事は初めてとのこと。職員の皆さんも、子どもたちもドキドキ。いろいろな学年が混ざったグループを作り、災害について考えることから講座スタート。
ハザードマップを配ると、すぐに学校の位置に気付く子がいて、その声につられてどの班からも「ここが学校だ!」との声が。続いて、「ぼくんちここだよ」と自分の家を自然と確認する子どもたちがたくさんいました。そこで、浸水深について説明しました。
次に大きな白地図を見ました。2色のシールで、指定避難所と予備避難所を確認したら、いよいよ色塗りです。
はじめのうち、低学年の子どもたちには少し難しいようでしたが、上の学年の子どもたちがやり方を教えてくれ、だんだんと楽しくなってきているのが感じられました。
8色の色塗りが終了したら、自宅の場所に黄色いシールを貼り、そこから避難所までのルートを確認しました。
その後、フセンに今日の活動の感想や、気付きを書き、発表してもらい、活動終了です。なかまの会の部屋に戻るときに「楽しかったぁ」という声が聞こえてきました。長時間の活動でしたが、子どもたちの集中力にとても驚かされました。他のグループの地図を見て、「あ!同じ感じだね」と友だちと言いながら地図を比べてみている子もいました。
参加者の声
職員感想
・なかまの会として初めての行事でした。普段自由あそびしかしていないので、座っていられるか、話が聞けるのかとても不安でした。長時間、子どもたちの集中している姿を見れ、こどもの力を感じました。これからいろいろなことに挑戦してみたくなりました。
・細かい道がたくさんあり、車が通るとなると不便なところがあるかもしれない。人が通れないところがあるかもと気付きました。
・こどもの森でのワークショップもに参加した。あの時は大人が大勢いたが、今回は子どもたちだけでできるのかとても不安だった。塗り残しが多いとは思うが、子どもたちなりの気付きも多く、実施して良かったと思った。
・「カラフルになったね」「色がつながったね」と楽しそうに塗っていました。最初は難しそうでも、すぐコツをつかんでどんどん塗っていました。
参加人数
52人(大人11人・子ども41人)
よかったところ
・なかまの会の職員の中に、「逃げ地図」作りワークショップに参加したことがある者がいました。ファシリテーターとしての動きができる職員が多くいたことで、開始直後、やり方の分からないグループのフォローをしながら進めることができました。
・保護者より、「なかまの会でこういう行事をしてもらったのが初めてで子どもがすごく楽しかったと話していました」とお声がけいただき嬉しかったです。
苦労したところ
・途中少し飽きてしまった子どもがいました。途中休憩を入れたり、作業に戻るための声掛けを工夫し、最後まで参加してらうことができました。
助成金が活用できた点
人数分の色鉛筆を用意できました。
協力
大関のなかまの会
主催・共催
燕市児童研修館「こどもの森」
協賛
損害保険ジャパン株式会社