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ぶんすい北っ子児童クラブ あそぼうさいまなぼうさい

新潟県

燕市児童研修館「こどもの森」

「こどもの森」のアウトリーチプログラム、今回は児童クラブ室を全部使って、「あそぼうさいまなぼうさい」。さまざまな体験活動を通じ、遊びながら防災について学びました。

開催日

2024年07月31日(水)

スケジュール

普段の活動場所と廊下を全部使わせてもらい準備開始。

【たべもののそなえ】
初めて見るものがたくさん並んでいて、みんな興味津々。食べ慣れたおやつも長持ちするものもあり、「えー! 5年ももつの!」と驚いていました。

【ヘルプマーク】
このマーク見たことある、という子も正しいのはどっちかと言われると「うーん」と悩んでいました。

【あそびのそなえ】
「オレ、ゲーム持っていく!」と言っていた子も、ぶんぶんごまやあやとりに夢中。電気を使わないおもちゃも楽しいよね!
 
【ビニール袋ポンチョ】
カラフルなビニール袋でポンチョを作りました。「これで雨が降っても大丈夫だ!!」との声。気に入って、その後の活動もずっと着ている子もいました。
 
【きせかえぼうさい】
履き物を選ぶところが難問。雨の日は長靴というのが小学生の常識で、なぜスニーカーがいいのかをみんなで考えていました。

【ぼうさいNURIE】
携帯電話と充電器が必要だという子が多くて驚きました。こだわりの色で塗り、個性豊かなリュックができあがりました。
 
【ぼうさいストーリー】
たくさんの言葉を並べ替えてもしもの時のストーリーを作ります。真剣に考える子、ちょっとおふざけの子、それぞれに楽しんでいました。
 

【ひなんのタイミング】
「警戒レベル」という言葉は聞いたことがあっても、自分たちが避難するタイミングのことだと分かっている子はほとんどいませんでした。ニュースで聞いた時に「これ知ってる!」と気付いてくれる子が増えると嬉しいです。

【みずをはこんでみよう】
廊下にもミッションがあります。20ℓと10ℓの水を目標地点まで運びます。高学年の子からも「うわ、重たい!」との声が上がりました。
 

9つの体験を終えると防災ミニブックの完成です。家でもおうちの人と今日の活動の振り返りをして欲しいです。

参加者の声

(こども)
・ビニール袋が帽子付きのポンチョになってびっくりした。
・家まで水を運ぶのは無理と思った。
・防災のことは難しいと思っていたけど、遊ぶところがいっぱいあってすごく楽しかった。
(児童クラブ職員)
・職員にとっても学びの多い内容でした。子どもたちのいる時間の地震発生、保護者が迎えに来れなかったらということを考えると、いろいろな準備と心構えが必要だと思いました。
・たくさんの体験コーナーがあったので、あっという間の90分ででした。
・ミニブックというお土産があるので、家での振り返りができると思う。

参加人数

35人(子ども26人・大人9人)

よかったところ

・いつも子どもたちが過ごしている場所を広く使ってたくさんの体験コーナーを設置させてもらえた。配慮の必要な子どもたちにとって、いつもの場所で実施できることは落ち着いて参加でき、とても良かったのではないかと思います。

苦労したところ

・こどもの森は児童館でありながら子どもだけでは来にくい場所に立地しているため、保護者と一緒に取り組む企画としてイベントを計画している。今回は、保護者が一緒ではなく、子どもだけのイベントのため、子どもたち同士で考えながらブースを回ることができるようにプログラムをや説明の表示を作り直さなければなりませんでした。子どもに伝えるという視点でプログラムを考え直すきっかけとなりました。

助成金が活用できた点

カラフルなビニール袋を購入できました。

 

協力

ぶんすい北っ子児童クラブ

主催・共催

燕市児童研修館「こどもの森」

協賛

損害保険ジャパン株式会社