燕東コミュニティ協議会 あそぼうさいまなぼうさい
新潟県
燕市児童研修館「こどもの森」
小学校の体育館にこどもの森の防災プログラムが出張！ 12のブースを体験した後、災害食のおにぎり試食体験もしました。コミュニティー協議会主催だったので、親子連れだけでなく、地域の高齢者の参加もあり、さまざまな年代の方に楽しんでいただけました。
開催日
2024年07月28日（日）
スケジュール
コミュニティー協議会の皆さんに協力してもらいながら会場設営をしました。
受付でスタンプカードを受け取りスタート！
災害食のおにぎりを作ります。お湯ではなく水で作るため、完成まで1時間かかります。その時間を利用して12のブースを体験しました。
【たべものの備え】
今回試食するおにぎり以外にもたくさんの災害食を展示。「どのくらい保存できるの？」「値段は？」と地域の高齢者からの質問が止まりませんでした。皆さん気になっていたようです。
【新聞紙スリッパ】
新聞を取っていないという若い世代の方も多く、新聞紙がないんだけど…という声も。寝室に靴を置くことなどちょっとしたアイディアをお伝えしました。
【ハザードマップ】
小学校区のハザードマップを掲示。自宅にシールを貼ることで、興味を持ってもらうことができました。
【ヘルプマーク】
マークを知らないという方もまだまだたくさんいました。子どもたちもクイズに頭を悩ませていました。
【避難所でのあそび】
昔遊びのあやとりやぶんぶんごまは世代を超えて楽しむことができました。ボードゲームも、知らない子同士声をかけて遊び、とても盛り上がっていました。また、協力会社よりいただいた段ボールの端材をたっぷり使って工作も楽しみました。
【きせかえぼうさい】
水害を体験した方もいましたが、皆さん長靴での避難がいいと思っていたようです。「あの日、何履いていたっけねえ？」と20年前の水害の日を思い出して話しておられました。
【災害時のトイレ】
「ダンボールのトイレなんて初めて見た！」「座っていいの？」と子どもたちは興味津々でした。
【避難のタイミング】
ニュースで聞く「警戒レベル」について詳しいことが分からなかったという人が多かったです。避難所でもあるこの会場に早めに避難しようねと話していました。
【ぼうさいNURIE】
避難リュックの中身を考えるぬりえです。子どもがお金や充電器と書いているのを見て、お隣の方も「それいいね！」と記入していました。
【ダンボールベッド】
パーテーションで区切られた空間に家族で入って「みんなで寝れるかな？」など避難所を想像しながら話し、実際に寝転んでみていました。
【水を運んでみよう】
自宅まで水を持ち帰るにはどうしたらいいかを相談していました。「うちに台車があるわ」「道路ガタガタだと台車もダメかも・・・」
【不安・アイディア】
トイレや夏の暑さの不安、お年寄りやペットとの非難ができるのか心配、子どもが静かにできるのか、といった声が書かれていました。
子どもが楽しくなるおもちゃがあるといい、お菓子は心の栄養になるというアイディアも。
たっぷり遊んで学んで１時間経過。おにぎりができあがりました。手で握らなくてもしっかり三角おにぎりができていてビックリです！みんな「思ったよりおいしい！」と言っていました。
参加者の声
・非常食はあんまりおいしくないかと思っていましたがとてもおいしく、これなら災害時もつらくないと思いました。良い経験ができ、参加したよかったです。
・並んでいた非常食の値段が知りたかったです。
・子どもたちが楽しみながら学ぶことがすごくよかった。避難所はニュースでしか見たことがなかったので、実際にベッドやトイレを見れて安心しました。
・知らない人に声をかけていっしょにボードゲームをしました。とても楽しかったです。避難所にもこういうゲームがあるといいなと思いました。
参加人数
46人（子ども18人・大人28人）
よかったところ
・高齢の方と子どもたちが一緒にぬりえをしたり、ボードゲームをしたりしていました。こどもの森では決してみることのない様子だったので、地域に出張して実施して良かったと思いました。
・後日、参加した地域の方にまちで会った際、「あの時ぬりえをして持ち出し袋のことが分かって、用意したのよ！」と声をかけてもらい、とても嬉しかったです。
・地域に「おむすび舎」という絵本の出版社の方がおり、絵本コーナーを設置してくださいました。避難所でもこんなコーナーがあったらホッとできると思いました。
苦労したところ
・参加者が少なく残念でした。このコミュニティ協議会の地域では初めての防災の取り組みだったので、継続して地域の防災力が高まっていくとよいと思いました。こどもの森として今後も協働していけるとよいと思います。
協力
森井紙器工業株式会社
おむすび舎
主催・共催
主催：燕東コミュニティ協議会
共催：燕市児童研修館「こどもの森」
協賛
損害保険ジャパン株式会社