レポートを読む

防災リュック作り

新潟県

燕市児童研修館「こどもの森」

好きな色のリュックに自由にお絵描き。ひもを通したら自分だけの「防災リュック」の完成です。そしておやつを選んでリュックに入れて持ち帰ります。おやつ以外に何を入れたらいいかも考えました。今回の企画は、キッズスタッフがお店やさんとなり、大活躍でした!

開催日

2024年04月28日(日)

スケジュール

今回のプログラムは、4月28日(日)・29日(月:祝日)の2日間、10:00~15:00まで1時間ごとの入れ替え制で実施しました。以下、両日の様子です!

【キッズスタッフ】
キッズスタッフは受付開始時間の30分前に集合。
実際にリュック作り体験し、その後、“お店やさん”としてのお仕事内容のリハーサルを行いました。
お揃いのエプロンをつけ準備万端です!

受付、作り方の説明、おやつやさん、商品の補充などなどたくさんのお仕事がありましたが、みんなイキイキとした表情で取り組んでいました。
 

【受付】
生地の端材を活用して作ったリュックは、色も大きさもさまざまです。
好きなリュックを選んだら、似合う色のひもも選びます。
  

【作り方の説明】
キッズスタッフが作り方の説明をしました。何度も何度も練習していました。
マイクを使っての説明はとっても緊張したようですが、そのかわいらしい姿に大きな拍手が送られました。
 

【リュックにお絵描き】
迷いなく描き始める子、ペン選びからこだわっている子、両面びっしり絵を描く子、個性さまざまで、どの子も仕上がりに大満足した様子でした。

【ひも通し】
初めてやってみるという子(親も)がほとんどで、ちょっと難しい工程でしたが、その分自分でできた時の満足感は大きかったようです。

【ぼうさいNURIE】
今回の体験では、リュックの中におやつを入れるだけですが、他にも必要なものがあるはず。
ぼうさいNURIEをしながら、自分に必要な備えについて考えました。

【おやつ選び】
自分が好きなもの、食べられるものを選んでリュックに詰めました。
家族のためにと選んでいる子どもも多く、子どもたちの優しさを感じました。

出口に、食物アレルギーや、ヘルプマーク、子どものあそびの備えについての掲示をしておきました。
また、心配なことやおすすめの備えにを書くコーナーも設置しました。

参加者の声

【今日作ったリュックに何を入れようと思いますか?】
・子ども用の防災リュックとして、子どもに特化したものを入れてみようと思います。
・子どものおもちゃや子ども本人が持って逃げたいものを入れようと思います。
・子どもの好きなものを入れようと思います。家族用は別で、今日手作りしたものは、有事のときに車内や避難所で子どもが落ち着けるような安心できる、本人のお気に入りを入れたいです。

   

【参加者感想】
・子どもたちが楽しんでリュックに絵を描いていて、自分だけのリュックも作れるし、お菓子も選べて参加させていただいて良かったです。またこのような機会があれば参加したいと思います。
・子どもの防災意識が身につく、よい機会だと思いました。家で中身を追加して備えたいです。
・たまたま立ち寄った施設で、心に残る物を作らせていただきました。地震で被災された方もいるので私たちも他人事ではないと感じています。必要な備えを考えていこうと思います。
・先般の能登の地震で、子どもも「地震は怖いもの、逃げなきゃいけないもの」という認識を持った矢先のこのイベントなので、良かった。
・子どもが作った物だと“使おう、やってみよう”という気持ちになる。今度こそ防災の備えをしようと思いました。
【キッズスタッフ感想】
・キッズスタッフのおしごとはたのしかったです。つくるのはむずかしかったです。
・イベントに参加することはあっても、スタッフを経験することはなかなかないので、大変よい機会でした。ありがとうございました。

参加人数

165人(子ども72人・大人93人)

よかったところ

・お客さんの少ない時間帯に、キッズスタッフが進んで大きな声を出して、利用者を誘いに行っていました。大人でも勇気のいる行動を自主的に始めた子どもの力にとても感動しました。
・自分で選ぶという工程がたくさんあったことで、“自分だけのリュック”という感覚を持ってもらえてように思います。完成したリュックを背負ったまま嬉しそうに遊んでいる子もたくさんいました。
・子どもたちのために子どものものを備えたいという感想がとても多く、実施して良かったと思いました。はっぴーザウルスさんに「障がいのある子どもたちの防災」という目線で何かできないかと相談して素敵なアイディアをいただけたことに感謝です!

 

苦労したところ

・リュック作りのボランティアを募集したが残念ながら協力者を得られず、職員がすべて縫製しなければならず大変でした。しかし、当日の様子を見ていた来館者から、次回このような機会があれば協力したいとの申し出があり、9月の実施の際は協力してもらうことができそうです。

助成金が活用できた点

・カラフルな糸をたくさん購入できました。シンプルな生地にカラフルなステッチが入ることで、仕上がりがとてもよくなりました。
・ニュースで見た段ボールベッドがどんなものか気になっていたので、実際に寝てみられてよかったとの声がありました。

メディア取材

三條新聞 2024年4月6日(土)

協力

三条ものづくり学校
帝人フロンティア株式会社
つばめアレルギーっ子クラブ
新潟ヘルプマーク普及ネットワーク

主催・共催

燕市児童研修館「こどもの森」

協賛

損害保険ジャパン株式会社