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あそぼうさい まなぼうさい

新潟県

燕市児童研修館「こどもの森」

毎年10月はこどもの森の防災月間。館内探検をしながらミッションをクリアし、9枚のカードを集め「ぼうさいBOOK」を完成させました。

開催日

2023年10月01日(日)

スケジュール

★10月1日~10月31日まで実施しました。10:00~12:00/13:00~17:00の開館時間帯であれば、来館者はいつでも参加できます。

★9つのミッションは以下のものです。あそびながら防災について学びます。

【ひなんのタイミング】
大雨の時の警戒レベルについて知り、自分が避難するタイミングを考えます。

【みずをはこんでみよう】
10リットルと20リットルのポリタンクを運ぶ体験をしました。
ほんの2メートルでも重くて運べないということに子どもだけでなくお母さんたちも驚いていました。

【かじのとき】
消火器の使い方の手順を学んだあと、避難する時の低くなる姿勢を段ボールキャタピラーで遊びながら体験します。

【しんぶんしスリッパ】
「こどもの森で何度も作っているから、もう作り方見なくてもできるよ!」という子が大勢いました。

【きせかえぼうさい】
小さな子どもたちに人気のあそびでした。
「ヘルメットはないけど、園には防災ずきんがあるんだよ」と話してくれる子もいました。

【ぼうさいポーチ】
「ゲーム機」「まんが」「ぬいぐるみ」「お絵かきセット」など自分なら何を入れるか、お友だちや家族と相談してカードに記入していました。

【たべるときのくふう】
新聞紙で紙皿を作り、大きなフライパンからカレーを盛り付けて遊びました。
カレーだけでなくオムライスにするなど、子どもたちの創造力はすごい!

 

【たべもののそなえ】
自分のため、家族のために必要な備えを考えます。
食物アレルギー対応の食事や赤ちゃんのための食事、ペットの食べ物など、家族によって必要なものもさまざまでした。

【ヘルプマーク】
イベントの中で掲示をすることで、ヘルプマークへの理解を深めます。
また、ヘルプマークが必要な方へもお渡しすることができました。

★すべてのミッションをクリアしたらピカピカの表紙を受け取り「ぼうさいBOOK」が完成!

 

★ごほうびの「ぼうさいNURIE」を受け取り、ぬりえをしながら非常用持ち出し袋に何を入れるかを考えました。
しっかり時間をとってぬりえを楽しみながら、いざという時の備えについて親子で話し合っていました。

 

参加者の声

・普段あまり防災について考える機会がありません。「ぼうさいBOOK」が作れて持ち帰りできたことが子どもはうれしそうでした。すごくコンパクトだし見やすかったです。
・防災ポーチを用意しておくといいと思いました。カードゲームや色えんぴつなど、子どもたちが遊べるものも必要だと思いました。
・興味をもって子どもが考える工夫、楽しかったです。アレルギー用の非常食展示良かったです。

参加人数

1,059人(子ども548人、大人511人)

よかったところ

・親子で遊びながら防災について学ぶことができて良かったという感想がとても多かったです。
・小さな子どもと一緒の避難について不安や心配を抱えているということがアンケートから伝わってきた。今後の活動の中でその気持ちに寄り添い、児童館でできることを考えていきたいと思うことができました。
・子どもたちと話しながら「ぼうさいNURIE」をしながら「こどもの森には防災頭巾もヘルメットもないよ?どうする?」など、子どもたちのいろいろな場面を想像しながら考える力を感じることができました。

苦労したところ

毎年恒例の行事となっているため、新しい体験活動を考えることが大変でした。定番の体験活動も楽しんでくれているので、定番も大切にしながら新しい視点も取り入れられるようにしていきたいと思います。

寄付が活きた点

参加者が多いイベントですが、十分な量のカードの材料の購入ができました。

協力

つばめアレルギーっ子クラブ
新潟ヘルプマーク普及ネットワーク

主催・共催

燕市児童研修館「こどもの森」

協賛

損害保険ジャパン株式会社