チャレンジ!食育
新潟県
燕市児童研修館「こどもの森」
食育月間に実施した遊びながら「食」について学ぶイベント。今年のテーマは『ぼうさい』です。クイズに答えたり、お買い物ごっこをしたり、手話を学んだり、7つのミッションをクリアし、食の先生のお話を聞くとゴールです!
開催日
2023年06月17日(土)
スケジュール
このプログラムは6月17日(土)18日(日)の2日間実施しました。これから、当日の様子をご紹介します。
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受付でメダル型のスタンプカードをもらいスタート! どのブースからまわってもOKです。
【クイズ】米どころ新潟といわれていますが、燕市は大河津分水ができるまでは水害に悩まされ、米作りには適さない土地でした。これに関する問題や食の備えに関する問題など5問出題!
【かいものごっこ】災害に備えて用意しておきたい食べ物を選んでレジへ。食物アレルギーに配慮した災害食や、乳児のためのものなど、家族のためを考えて選びます。このコーナーでは、食物アレルギーや離乳食の相談も受け付けました。
【しゅわ】名前の手話を学んだあと、食べもの手話も教えてもらいました。「ありがとう」と最後に手話でお話しし、伝わると子どもたちはうれしそうな表情を見せてくれました。聾の方が、災害時コミュニケーションがとれるかと心配されていましたが、子どもたちの手話が少しでも心を温かくしてくれると嬉しいなと思いました。
【みず】断水時のために備えているウォータータンク。水を入れたら自宅まで運べるのか・・・。実際にタンクをもって見てその重さに驚きました。
【ほん】避難所でホッとできることの一つが読書です。今回は、図書館の職員さんおすすめの食べ物絵本をたくさん紹介してもらいました。図書館オリジナルキャラクターの折り紙にも挑戦しました。
【はみがき】食べたら歯磨きをしなければなりません。歯科衛生士さんのお仕事体験でしっかり磨くことを教わった後に、水がなかったらどうしたらいいかなど、災害時の口腔ケアについて考えました。
【カトラリー】食べ物を備えるだけでは食べられません。工作をしながら、食べるための道具が必要なことも学びました。
全ての体験が終わったら“食の先生”のお話を聞いてゴールへ!ゴールでプレゼントのかいわれ大根栽培キットを受け取ります。
本当のラストミッション、かいわれ大根の種まき。最後に“つながる防災プロジェクト”のロゴシールとお野菜折り紙をメダルに貼って終了です。カイワレ大根は自宅へ持ち帰り栽培します。食べたよレポートが届くといいなあ。
参加者の声
・バラエティーに富んだ体験コーナーがあり、幼児も楽しく参加でき今後の役に立つ内容だっとと思いました。
・α米の災害食に実物を初めて見ました。食べる体験もしてみたいと思いました。
・子どもが食物アレルギーなので、被災時の食生活がとても不安でした。今回相談ができる方がいて、こどもの森の取り組みも分かったので、来てみて良かったです!
・食べ物だけでなく、歯ブラシも備えようと思いました。
参加人数
377人(こども 177人・おとな 200人)
よかったところ
・つながる防災プロジェクトのほとんどの企画に参加しているきょうだい(小学4年生、年長)の母親より、「子どもが防災意識を持つようになり驚いている。出かけるときにカバンの中に好きなおやつを一つプラスしたり、リュックの方がいいよねと考えたりして、自分から災害に備えて準備するようになっている」という声がありました。活動のまとめの時期に入っており、こういった声はとても嬉しく、実施してきてよかったと思いました。
苦労したところ
・来館者の人数が天候に左右される施設であり、参加人数の予測が難しかったです。2日間とも晴天で予想以上の来館者となり、資料が足りなく慌てて用意しました。
・「食」と「防災」はこどもの森の得意分野だと思っていましたが、スタンプラリーをするために多くのブースを考えなければならず苦労しました。職員だけでなく協力団体からアイディアをもらいながら、当日を迎えました。
助成金が活用できた点
・ミッションクリアの景品として、歯磨きティッシュを購入でき、災害時の口腔ケアという新たな視点を参加者に伝えることができました。
・ウォータータンクを購入し、実際に運んでみる体験ができたことは、子どもたちにとって楽しい体験であり、大人にとっては現実を考える良い機会になったと思います。
・スタンプカードの材料にしっかりとしたものを用意でき、参加者がミッションクリアした時に満足感が得られるメダルとなりました。
メディア取材
2023(令和5)年6月16日(金)新潟日報朝刊
2023(令和5)年6月16日(金)三條新聞
協力
燕市小中川児童館
燕食生活改善推進委員協議会
つばめアレルギーっ子クラブ
燕視聴覚障がい者協会
三条看護・医療・歯科衛生専門学校
信濃川大河津資料館
燕市立図書館
主催・共催
燕市児童研修館「こどもの森」
協賛
損害保険ジャパン株式会社