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子育て支援 まるピヨクラブ 携帯できるミニ絵本作り

新潟県

小中川児童館

病院の待合室や飲食店で、災害時には避難所で開ける小さいサイズの絵本作りを行いました。

開催日

2022年11月02日(水)

スケジュール

病院の待合室や飲食店で、災害時には避難所で開ける小さいサイズの絵本作りを行いました。小さく、軽く、丈夫で安全なもの、内容はその子に合ったもの(好き、安心できる等)にすることがポイントです。市販の赤ちゃん絵本から、リズムや展開を参考に、色のまるシールを使って作成しました。最後は、防災リュックにも入れられるように、ポーチに絵本と児童クラブの児童の合作絵本、折り紙、シールも入れて持ち帰ってもらいました。

<準備:10月>

★プレゼントにする合作絵本づくり
児童クラブの活動の中で、小学生の子どもたちが絵本を作りました。子どもたちが分担して作ったページを職員がまとめて1冊の絵本にしました。

 
★まるまるお絵描き
まるピヨクラブ(子育て支援)での絵本づくりで参考にしてもらうため、まるの枠に線や色を加えて、りんごや風船等の絵を描きました。

毎年1回「赤ちゃん交流会」で小学生と赤ちゃん親子が触れ合っていました。新型コロナウイルス感染症予防のため、直接会う機会がなくなりましたが、作品等を通して間接的な関わりができ、お互いの存在を意識できる機会となりました。

<当日:11月>

★会場準備(会場準備・ 清掃・消毒)
読み聞かせ用の絵本、見本の絵本、紹介する絵本を並べ、工作材料、道具や、赤ちゃん用のゲーム、おもちゃ、手遊びの準備等。

  
今回作成する絵本の参考となる赤ちゃん絵本を展示し、そのリズムや展開を実際に見てもらえるようにしました。
見本となる絵本や、これまで手作りした絵本を参考に置きました。

  
絵を描くことが苦手な人でも作りやすいように、材料は「まるシール」を中心に、動物や食べ物のシール、飾り付けが楽しめるようにマスキングテープ等も用意しました。

★プログラムの説明

挨拶や自己紹介のあと、手あそびをして、場になじんてから、携帯できるミニ絵本についての説明を行いました。

★実際に本を読みながら、絵本のリズムや展開を確認します。

★絵本作り

問いかけで1画面(見開き)、答えで1画面(見開き)の1、2のリズム絵本を作りました。作り方を職員が説明し、参加者が自身の子どもが好きなもの、興味を持つものを取り入れ、アレンジして作っていきました。問いかけのページでは、黒シールでシルエットを作り、答えのページで色シールを使って絵を作りました。言葉は、あってもなくてもよく、読む時に付けてもよいので、見本を参考にしながら自由に付けました。


赤ちゃんは、館内にいる‶まるちゃん″を探し、そこにあるシールを集めて、メダルに貼っていきました。まるピヨクラブ(児童館のキャラクター)のシールも!

 

★手作り絵本紹介

今回つくった絵本以外にも、シールで作れる簡単な絵本を紹介しました。また、その中の1つ「おさんぽ絵本」の台紙をプレゼントして、各家庭でお子さん用にアレンジしてもらえるよう説明しました。「おさんぽ絵本」は、子どもが主人公になり、散歩をしながら、まるいものを見つける絵本です。自分が主人公となるおもしろさ、楽しさが味わえる作品です。

★合作絵本プレゼント(小学生との交流)
児童クラブの子どもたちと職員が作成した合作絵本を紹介し、プレゼントしました。

 

★つくった絵本の発表!

 

 

参加者の声

・シールで作れるのが簡単でよい。絵が苦手でもできる。
・以前も絵本作りのプログラムに参加した(ニコニコブックを作ろう)。しばらくの間、最近まで、その絵本をよく読んでいた。子どもが主人公で、その子の好きなものを入れられるのがよい。

参加人数

6人

よかったところ

・参加者は、参考の絵本を見たり、また、職員と話したりしながら、アイデアを膨らませ、絵本に反映させる作業を楽しで行っている様子だった。
・以前の絵本作りのプログラムにも参加していた方がおり、説明を聞いて、すぐにやり方等理解していて、説明もしやすかった。
・児童クラブの児童が作成した絵本をとても喜んでもらえた。直接会って、触れ合うことはできないが、地域の中で、お互いの存在を意識して、地域で過ごしてもらうきっかけにもなった。

苦労したところ

・集客が難しかった。近隣の小学校で新型コロナウイルスの感染症が流行した時期と重なったため、キャンセルが相次ぎ、参加者が少なく残念だった。
・まるシールを使うため、大きさや色をそろえるのが大変だった。その他の材料についても、大きさ、丈夫さ、安全を考えながら準備することは、いつもの工作準備と違う難しさがあった。

主催・共催

燕市小中川児童館

協賛

損害保険ジャパン株式会社