あそびのフォーラム
新潟県
燕市児童研修館「こどもの森」
講師におもちゃ作家の佐藤蕗さんをお迎えし、オンライン講座を行いました。こどもの森会場のほか、全国各地からの参加がありました。個人参加だけでなく、燕市内の児童館・児童クラブや県外の施設からもたくさんの子どもたちが参加してくれました。
開催日
2023年02月18日(土)
スケジュール
13:30 オンライン講座スタート
何度かリハーサルをしたものの、無事に進めることができるのか、ドキドキしながらのスタートです。
講師の佐藤蕗さん。
オンライン講座には慣れているものの、こんな大人数は初めてとのことでした。
最初は「いっしょにつくろうタイム」。3つの工作をしました。避難所でも手に入りやすい材料、できるだけ少ない材料でできる工作を提案していただきました。
できあがった作品を画面越しに見せ合いました。遠くのお友だちともつながっている感じがしました。
次に「あそびの作り方伝授」として、どんなふうにあそびを生み出していくのか、その方法について教えていただきました。掛け算であそびを生み出していく方法は、避難生活で物資がないときに役に立つと思います。
参加者の音声はオフだったので、蕗さんへのありがとうの気持ちは「手話」で伝えました。
参加者の声
★「あそびを備える」とは思いつきもしなかったが、非常時の不安な気持ちを和らげられるアイテムになると思う。
★災害発生時、大人は片付けや生活の維持で精いっぱいで、子どもの遊びまで意識がいかないし、余裕がない。子どもは災害の不安もあるし、構ってもらえない寂しさも抱えるのではないかと思った。
★佐藤さんのアイディアで、ちょっとしたことで日常が楽しくなるということに気付きました。
★オンラインで楽しめるか心配でしたが、思ったより子どもが楽しめたようです。みんなの作品が見れたり、自分のものをカメラに映してふきさんにコメントをもらえるのが嬉しかったようです。
★リモートで何かに参加したのは初めてでした。全国から参加されていて、そうか!こういうことができるのか!とビックリしました。
★ちょうどコロナの自宅待機中で、子どもたちが家にこもっているのに飽きたところだったので、あそびを教えていただいて大変助かりました。
参加人数
こどもの森会場参加 17人(こども6人、おとな11人) オンライン参加 29回線(家族参加、個人参加、団体参加などさまざまでした)
よかったところ
★オンラインで全国に繋がることができると実感。被災し、孤立したとしても、電波が届けば誰かとつながることができると思いました。
★こどもの森の活動を遠方の方にも知ってもらうことができました。
★子どもにとっての「あそび」はどんな時でも重要なことだと、大人側が考えるきっかけになりました。
苦労したところ
オンラインのシステム(申し込み方法、当日の設営、アンケート等)について、分からないことがたくさんあり、市役所担当者、事務局にたくさん助けていただきました。
助成金が活用できた点
プロジェクター、スピーカー等の機材を調達でき、広い会場でオンライン講座を実施できた。
メディア取材
新潟日報 2023年2月8日(水)
協力
燕市小中川児童館
燕市杉名児童館
主催・共催
燕市児童研修館「こどもの森」
協賛
損害保険ジャパン株式会社