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逃げ地図下敷きの完成と贈呈式

沖縄県

森の子児童センター

損害保険ジャパンさんのご協力のもと、こども達と地域の大人達とで開催した「逃げ地図ワークショップ」。そこで完成した地域の逃げ地図を、後日防災キッズと共に現場検証をし、危険な場所や、現地の様子をまとめた地図が完成しました。さらに、完成した地図を沢山のこども達に知ってもらい、少しでも減災に繋がるような意識と知識の情報を提供したく、下敷きにまとめました。その後・・・仕上がった下敷きを、損害保険ジャパン沖縄支店さんへ感謝を込めて、贈呈にうかがいました。

開催日

2025年11月10日(月)

スケジュール

当日は、早めに集まり「防災キッズ」の取り組み振り返り会を実施。
1年間のみんなの頑張りを振り返り、一人ひとりの感想を共有したのち、こども達10名で、損害保険ジャパン沖縄支店へうかがった。
贈呈式の式典として、損害保険ジャパン沖縄支店さんより挨拶をいただき、出来上がった下敷きを10部贈呈。情報交換交流会を実施した。
「逃げ地図をこのような(下敷き)形にしていただきとてもありがたい」「今後の活動に活かしていきたい」と、嬉しいお言葉をいただいた。

(振り返り会)
  

(贈呈式・情報交換会)
  

(下敷き)
 

SOMPO流「逃げ地図」づくりワークショップに挑戦(2025/7/2)
「逃げ地図」現場検証!(2025/8/4)

※「逃げ地図」は、株式会社 日建設計の登録商標です。

参加者の声

中学生リーダーより                               
「自分たちリーダーが、指示をしなくても、みんな自分の役割を考えていた。しかし、キャンプの朝方は、騒がしかった。今は、自分たちだけだが、いざとなったら、他にも避難所を利用している人がいるので、声の大きさや、行動にも気をつけていかないといけないなと感じた。」 
「本当の災害では沢山の人が避難所に来る。防災キッズで気付いた事を生かしたい」                                              
「近所に足腰の弱い人がいるから声をかけて一緒に避難したい」

贈呈式にて
・児童A「逃げ地図があると、どのくらいの時間で逃げれるかが分かるので、沢山の友達に教えたい」                           
・損害保険ジャパン社員「下敷きとして、このような形にしていただきとても感動しています。ありがとうございます」
   

参加人数

12人

よかったところ

贈呈式を行うにあたり、こども達は、ほぼ全員初めてのオフィス訪問「損害保険ジャパン沖縄支店」へ行くことができた。当初は、中学生リーダーのみ参加予定でいたが、行きたい希望が多々あり、損害保険ジャパンさんに相談したところ快く了承してくださり、すぐに会議室をおさえていただいたため、10名の防災キッズ、引率職員2名、合計12名で参加することができた。
贈呈式でも、大人の方たちから嬉しいお言葉をいただき、実りある交流会(沢山の話が飛び交った)が実施できた。
現場検証を実施したこども達の生の声を、損害保険ジャパンの大人の皆さんへ届けられたことが良かった。
                            

苦労したところ

・防災キッズの予定がなかなか会わず、毎回日程を合わせるのに苦戦した。
・現地調査では、こども達が正直な意見を上げていた一方で、下敷きにする際には、地域の方の目にも止まる事から、内容や言葉をやわらかく表現するなどの工夫を行った。
例:「トタンが古くて汚いおうちがある。災害が起こったら崩れたり屋根が飛んだりと危ない」
→「トタンが飛ぶことが予想される」
「建物が古い」など

助成金が活用できた点

何より、はじめて損害保険ジャパンの皆さんと連携して活動に取り組めたことが嬉しかった。こども達の活動の様子も、交流会で直接話すことができた。
また、下敷きにできたことで、校区の小学校全員に配布し、減災につながる情報の提供が達成できた。全校生徒が、逃げ地図の意味が分かるよう学校と連携し、校長先生と防災キッズとで、全校生徒向けにオンラインでつながり、活用の説明を行うこともできた。

メディア取材

避難経路、歩いて地図に 所要時間も色分け 浦添・防災キッズ
琉球新報デジタル:2025/11/16

協力

損害保険ジャパン株式会社沖縄支店

主催・共催

森の子児童センター

協賛

損害保険ジャパン株式会社