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秋のランチピクニック

富山県

滑川市児童館

災害時に役立つテント張りやソーラー電気を使ってのクッキング♪ アウトドアで楽しく防災を学ぼう!

開催日

2025年11月02日(日)

スケジュール

前日の夜の雨でグラウンドに水たまりがあったことから、当日朝に多目的室で行うことにし、参加者の皆さんにはメールで案内を行った。多目的室は1・2両方を使用することになり、多目的室2にブルーシートを敷いた。
参加者は、時間より早く集合され時間通りに始まった。BBS連盟の皆さんが持って来られたアウトドア用品は本格的な物が多く、こどもたちだけでなく参加した大人も目を見張っていた。
まず、BBS連盟の方から、活動の趣旨の一つである「学校などの集団に入るのが苦手なこどもたちの支援をしている」ことや、「同じ空のもとアウトドアで食を通した活動をすることによって年齢や性別に関係なく関わることができる」ことなどをお話された。
次に防災危機管理課の方から「全国の自治体で初の簡易ソーラーパネルをいただいたこと、今日の活動で防災に興味を持ってほしいこと」をお話された。
参加者は置いてある道具を一から組み立ててテントを立て、アウトドアでクッキングが出来るようにコンロ等を設置した。メニューは、ホットサンドやトルティーヤ、ピザ、ホットココア。何を挟むか?何をトッピングするか?全て自由な空間で、何も言わなくても他の人のことを考えて取り分けているこどもたちの姿が微笑ましかった。災害時に役立つソーラー電池でお湯を沸かし、ホットココアやカフェオレにマシュマロを入れて味わった。途中で陽がさしてきたので、こどもたちとソーラーパネルを立て実験。残念ながら太陽光が少なくて蓄電はしなかったが、災害時のシュミレーションが出来たようで、今後、冬季にも活動を行う予定である。
お腹がいっぱいになり片付けも自然にはじまった。スタッフで来ていた高校生や小学校高学年は幼い頃に児童館を利用していたこどもたちばかりで、自主的に洗い物や掃除機をかけたり、拭き掃除を行ったりしていた。児童館が実際に市の避難所に指定されたことで、久しぶりに児童館に来館して成長した姿を見せてくれたこどもたちが、今後、万が一の避難所を開設したときに頼もしいスタッフになってくれそうな予感がしている。

<当日の様子>
      

参加者の声

・万が一の災害時にこんな味が楽しめるとしたらありがたい
・天候が悪かったので、外での体験もやってみたい

参加人数

27人(小学生10人、高校生1人、幼児3人、大人13人)

よかったところ

・幼い頃に児童館を利用していたこどもたちがスタッフをかって出てくれて、とても頼もしかった。
・市で保管しているソーラーパネルや地域の団体の資材を利用させていただいた。
・防災イベントの初回としての感触はとても良かった。

苦労したところ

外のイベントなので、悪天候の場合も想定して計画をたてた。

協力

富山県BBS連盟
じどうかん父親の会
滑川市防災危機管理課

主催・共催

滑川市児童館

協賛

損害保険ジャパン株式会社