防災訓練
兵庫県
中筋児童館

子どもたちが児童館に遊びに来ている時に大災害が起こったら?
小学生とその保護者に協力いただき、震度6の地震が起こったことを想定して訓練を行いました。職員間の連絡の取り方、子どもだけで遊びにきている保護者への連絡の取り方をBCPに基づいて行いました。今回は、BCP作成時にお世話になった兵庫県立大学大学院 松川先生にお越しいただきました。
開催日
2025年09月21日(日)
スケジュール
10:00 訓練の進め方説明
10:05 小学生は児童館でかくれんぼをして遊ぶ 保護者は来館している方と家にいる想定の方で別れて行う
10:15 震度6の地震発災 → 訓練開始
10:30 児童館の閉館決定 → 子どもの保護者へ連絡をとる
10:50 グループワーク(感想、気づき、児童館への希望など)
11:20 松川先生より参加者へお話
11:30 訓練終了
11:35 松川先生から職員へ講評
参加者の声
■小学生より
・待っている間少し暇だった
・待っている間家族がいないと怖かった
・非常トイレでトイレを使用できるか不安になった
・地震が起きたとき、トイレが使えなくなるのは嫌だ
・訓練は楽しかった
■保護者より
・定期的に訓練していただけると安心です
・防災トイレの準備はしているが、実際に見ることができて良かった
・フロー―チャートやチェックシートを使い仕組化しているところが良かった
・災害が起こったらどうするのか改めて考える機会になった
・子どもたちが安全体制をすぐに取れていたのに感動した
・災害時、子どもが児童館のように行き慣れたところにいたら少し安心だと思った
・水や電気が止まると避難している時間が苛酷になると思った
・児童館まで家が遠いので、道が崩れたり、すぐに迎えに行けない時のことを子どもと話し合おうと思った
■意見や疑問
・実際は泣き叫ぶ子もいるだろうから、大きな声の方が伝わりやすいのでは
・頭を守るものはないのですか
・隣の保育園と連携されていたが、児童館内で完結させるのか
・体調が悪くなった時はどのような対処をされるのか
参加人数
21人
よかったところ
・松川先生に来ていただき、実際の様子を見たうえで助言いただけたこと
・児童館利用小学生の保護者に児童館の災害時の対応について周知できたこと
・災害はいつやってくるかわからない、いろいろな場面の想定が必要であることを参加者に伝えることができたこと
・非常トイレの使い方を伝えることができたこと
・参加者、特に保護者からたくさんの気づき、意見をいただけ、今後のBCPに反映させることができること
・たくさんの小学生、保護者に協力いただけたこと
苦労したところ
・告知だけでは、参加協力者を集めることが難しく、個別アタックで参加者を集めたところ
・訓練をどのようにすすめるか決めること
・事前準備で、前回の反省を活かしたBCPに手直ししたところ
助成金が活用できた点
・専門職の先生に来ていただき、小さな児童館だからこその連絡の取り方、記録の取り方、担当の役割など、実際を見て助言をいただけたこと
・児童館の訓練に協力してくださった参加者にプレゼントを用意することができたこと
協力
兵庫県立大学大学院 松川杏寧氏
主催・共催
中筋児童館
協賛
損害保険ジャパン株式会社