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すぎな×防災クエスト~脱出ミッションをクリアせよ!~

新潟県

杉名児童館

「災害が起こったとき、どうする!?」
3人チームで知恵を出し合ってなぞを解き進むと、防災に関するさまざまなブースへ導かれます。ミッションをクリアしながら地震・防災グッズ・ヘルプマークなどに関する知識を得て、ゴールの避難所を目指すクエストです。

開催日

2022年10月08日(土)

スケジュール

[ミッションスタート!]
ミッションカードの1ページ目を開いてスタート。「うわ、なにこれ!?」「あ、わかった!」「ちがうよ、こうじゃない!?」わくわくが伝わってきます。

[地震ファーストムーブ]
突然、誰かのスマホから流れる緊急地震警報。「地震だー!」の叫び声…。とっさに頭を守るダックポーズを学びます。

[非常持ち出しグッズ]
持ち出しリュックに入れておくグッズを、絵探しゲーム形式で考えます。見つけた瞬間のうれしそうな顔がみんな印象的。

[災害用トイレ体験]
断水などでトイレが使えなくなったときの段ボールトイレに、実際に座ってみました。

[消火器体験]
火に見立てた的をめがけて、消火器から放水! 重たいし、うまく当たらないし大変だけど…本物に触れる体験にみんな喜んでいました。

[停電体験]
ミッション出発時にあずかった懐中電灯を使い、停電のときにどうやって室内の明かりを確保するか、実験しました。身近なあの飲み物が、こんな風に役に立つなんて!

[ヘルプマークって?]
避難所への道すがら、困っている様子の通行人。どうやらヘルプマークを身に着けています。何かお手伝いできることはあるかな? 持っている道具を駆使して考えます。

ゴール[避難所体験]
ミッションカードを謎を解くと、避難所に導かれます。ゴールおつかれさま! ここでも、受付の様子や段ボールベッド、パーテーションなど最後まで興味津々で体験していました。

  

参加者の声

「停電の部屋で、自分たちで部屋を明るくする方法をいろいろ考えました。うまくいくと思ったことがだめで、無理だと思ったことが実際は役に立って、びっくりした」(参加児童)

「消火器が楽しかった!さわったことがなかったのでとても重いと思った」(参加児童)

「ヘルプマークについて何も知らなかったけど、今日ボランティアをするために説明を聞いて、見た目にはわからないけど困っているひとが身近にいるわかった。」(ボランティア児童)

参加人数

33人

よかったところ

なぞを解くときのひらめきもさることながら、チームの団結力や、ピンチに対応する行動力には驚きの連続でした。

当日の運営スタッフにも子どもたちの力を借り、災害時の自助・共助・公助について考える日となりました。

 

苦労したところ

地震・火災の「避難訓練」は知っていても、学校外での被災や避難所などについて子どもたちも職員もまだほとんど知識と経験がありませんでした。あまりに本格的な避難劇では楽しめないだろうし、聞いて眺めて終わりでは記憶に残らない…。遊びながら防災を学ぶためにはどのような形がいいのかいろいろ勉強しながら試行錯誤しました。

助成金が活用できた点

実際の避難所で使われる段ボールベッドや災害用トイレ、パーテーションなどを購入して体験することができ、臨場感のある会にすることができました。

主催・共催

杉名児童館

協賛

損害保険ジャパン株式会社