逃げ地図作りワークショップ@つばめみなみ児童クラブ
新潟県
燕市児童研修館「こどもの森」
避難所指定されている学校内にある放課後児童クラブでワークショップを行いました。
開催日
2024年07月30日(火)
スケジュール
14:00 「災害って何?」という話から講座がスタート。今日は水害時の避難について考えることを説明しました。
ハザードマップを確認。「この地図、見たことある? なんていうかわかる?」という問いかけに、4年生が「ハザードマップ!」と答えてくれました。みんなで、小学校の場所を確認すると、色がついている場所にあることに気が付きました。水害の場合、垂直避難も考えなければならない場所だということを説明しました。
その後、「逃げ地図」についての説明を聞き、いよいよ地図に色を塗っていきます。
やり方を理解するまでは少し難しいようでしたが、色が増えていくにつれ、「分かってきた!」「きれいになってきたね」など、会話も弾み、集中力も増してきました。「さっきの色、ここ塗り忘れてる!」と高学年の子どもが気付いて、修正しているグループもありました。
およそ1時間、とても長い時間でしたが、どのグループも集中が途切れることなく地図が完成しました。
気付いたことをフセンに書きます。この時間、シーンとしていてひとりひとりがきちんと振り返りができていました。
最後に今日気付いたことを発表してもらいました。次々に手が上がり、子どもたちみんな、いろいろなことを考えながら作業していたことが伝わってきました。
参加者の声
・1時間半近くも子どもたちが集中できると思わなかった。子どもたちの集中力に驚いた。(児童クラブ職員)
・垂直避難が必要な場所だということを子どもたちと一緒に確認できてよかった。(児童クラブ職員)
※以下、児童感想(原文ママ)
・ひなんじょがどこにあるかわかった
・いっぱいの人とやったからここは18分、あそこは15分、いろんなだいじなことがわかってよかった
・学校からおうちまで何分かがわかって、ひなんするときにやくだちそうです。
・どこがキケンでどこがだいじょうぶなところかわかった。
・自分の家からひなんばしょまで30ぷんもかかるなんてしらなかった。水がいがこんないやばいことだったなんてしらなかった。
参加人数
69人(子ども59人・大人10人)
よかったところ
・こどもの森での逃げ地図作りワークショップに参加した児童が、グループの中心となって進めていた。繰り返し活動できてよかったと思った。
・普段とても賑やかな子どもたちがこんなにも集中でき、防災に対する意識づけもしっかりとできるととが分かり、素晴らしいプログラムだと思った。
苦労したところ
・こどもの森職員でうまく進行できるか不安だった。事前にハザードマップや地域の大雨の時の危険個所などを職員間で十分話し合い、準備を進めた。また、配慮の必要な子どもも参加者の中に数人おり、当日集中できるか不安だったが、児童クラブ職員の協力もあり、最後まで全員が楽しみながら取り組むことができた。
助成金が活用できた点
十分な量の色鉛筆を揃えることができました。
協力
つばめみなみ児童クラブ
主催・共催
燕市児童研修館「こどもの森」
協賛
損害保険ジャパン株式会社